事例Ⅳ 見直し時間の確保
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日から事例Ⅳについて話しています。
直前期なので新しいノウハウをお伝えする事は極力控えます。直前期だからいろいろな事に手を出したい気持ちは分かります。不安ですからね・・・。
でも今新しい事に手を出して、本試験でそのノウハウを使えるか良く考えて下さい。
多分ムリだと思います。
これからは自分と向き合うだけだと思います。
新しいノウハウはお伝えしないと申しましたが、これだけはお伝えしたい事が事例Ⅳの見直しについてです。
皆様、見直しタイムを確保していますか?ちゃんと意識して80分のプロセスの中に組み込まれていますか?
「時間に余裕があるから見直す!!」ではダメです。
難問を一生懸命に解いても正解する確率は限りなく低いです。「途中まで一生懸命に頑張ったから部分点を差しあげましょう」という配慮はもちろんありません。
難問を一生懸命解答して得点をゲットしても、ケアレスミスで失点したら意味がありません。
超攻撃的サッカーといってキーパーとでフェンダー1人を残して9人総攻撃をしても、カウンターに合えば失点のリスクは高まります。
これと同じ事が事例Ⅳにも言えます。
見直しする時間を確保していないという事は、ハイリスクを取って総攻撃をしているのと同じ事です。
私の場合は、令和元年事例Ⅳは10分間くらいずっと見直しをしていました。
多分10回以上検算していたと思います。自分の感覚では6割以上は得点出来たと思ったので、難問は部分点狙いで終わりにしました。試験中も得点を上積みしようと思いましたが初志貫徹で見直しに命をかけました。
でもそもそも80分という試験時間は間違いなく短いです。
見直しの時間5分取るとしましょう。
そうすると実際に解答を書きあげるまでは75分になります。
75分で得点65点から70点を目指すイメージが現実的ではないでしょうか。
しかし、75分で全部の問題を解くのは相当スキルを持っていないと無理でしょう。
事例Ⅳは始めの10分で勝負が付くと思っています。
それは設問毎の難易度を見極めて出来る問題、出来ないけれども部分点が取れる問題、全く出来ない問題を見極める事です。
全く出来ない問題はやるだけムダだと思います。
始めから100点満点スタートでは無く、90点スタートなら75分で解けそうですね。
とにかくガムシャラに解かないことが大切だと思います。
80分の戦略をたてて、それを確実に履行していくことです。
昨日のブログでも述べましたが、部分点など得点を取れるところは確実に上澄みしていく。そして見直しをして失点を防ぐ事が大切です。
ミスに関しては①どうすればミスをしないか?②どうすればミスをリカバリーできるか?この2点が大切です。
見直しは「②どうすればミスをリカバリーできるか」の視点です。
見直しは出来れば計算途中にもやって欲しいです。これは「①どうすればミスをしないか?」の視点になります。
特にCFを求める問題などは慎重に計算して下さい。
CFを間違えるとその後のNPVも全て間違えてしまいます。
これは少し自分の意識を変えるだけですので、すぐに対策が取れると思います。
今日はここまでにします。また明日へ。
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