事例Ⅱの心構え
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
先日のブログでも述べましたが、これからの時期は新しいノウハウを取得する時期ではありません。
今持っている武器で本試験当日は勝負すべきだと思います。
これから新しいノウハウを取得しても使いこなせるかどうかは微妙だからです。
使いこなせるか分からない武器を習得する時間があるならば、今持っている武器に磨きをかけた方が合格する確率は高いと思うからです。
これからの時期は私も事例毎の鉄板論点をブログで書いていきたいと思います。
いわば復習ですね。事例Ⅱから復習していきます。
まず事例Ⅱはマーケティングの事例です。
マーケティングといってもいろいろな側面があります。
「ターゲット+4P」と言いますが、ターゲット、価格、商品、プロモーション、流通の5つの要素があります。
その他にも「競合」「地域」などいろいろな要素が登場してきます。
それに加えてSWOT 特に強みである「経営資源」を漏らさずに抽出する必要があります。
要は何が言いたいか?
複数の要素を同時進行にて処理をする事が事例Ⅱに求められます。
ポイントは「同時進行」だと思います。
各要素を一つ一つ与件に探しにいったら時間は足りないはずです。
最近の事例Ⅱは与件分量が少なく、問題数も少ない傾向が続いています。
しかし、昔は「与件分量もめちゃくちゃ多く、問題数もえげつなく多い」のが事例Ⅱの定番でした。タイムトライアル的な要素が強かったです。
なので焦りの中で与件文を読み解答を考える。
この状態で何が起こりますか?
読み飛ばしが起こります。
抽出すべきものが抽出できない。当然何かが足りない解答が出来上がります。
一番最悪なのが、ターゲットを選び間違える事です。
ターゲットを間違えた時点で何かの歯車が狂い始めますので・・・。
これだけは避けたいです!!
令和元年事例Ⅱでは「協業相手」が話題になりました。
だれと手を組むか?
冷静に読めば「貸衣装店」は選べると思います。Yさんとの関係性もありますし。
Yさんは「コーディネーター」ですし、「季節のイベント」も盛りだくさんなので貸衣装とネイルをコーディネート提案すれば出来上がり!!だと思うのですが・・・
でも再現解答を見ると選んでいない方も多いです。
別に貸衣装店で無くても妥当性の解答を書ければ問題ないわけですが。
なかなか本試験では冷静な判断が難しいです。
これで今年の本試験で「与件多め、解答多め」のタイムトライアル的試験になったらどうなりますか・・・。
そういう事も想定しながら、これから本試験まで自分と向かい合って下さい。
あと事例Ⅱの心構えとしては「アイディア禁止」ですね。
アイディア解答で得点が入る可能性は限りなく低いと思います。
かならず与件にあるパーツで解答は組み立てられます。
先ほどYさんは「コーディネーター」と与件文にあります。
ということは「トータルコーディネート」は全然OKです。
与件文に落ちている宝物を探していきましょう。アイディアに走る暇があれば・・・。
与件文にしがみつく。この執念が合格と不合格を分けるのかもしれません。
ちなみにこれからのブログは極力短めにお送りしたいと思います。
自分と向かい合う時間を多く持って欲しいからです。
精神と時の部屋ってドラゴンボールで出てきましたよね。知らないですか?
それはそれとして・・・。
今ある武器に磨きをかけて下さい!!
ではこのへんで・・・。また明日へ。
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