中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士が日常を気ままに伝えます。

2次試験について再度考える②

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

今日から4連休の方も多いですか?

診断士2次試験の直前期ですので、1日10時間勉強してやるぜ!!と活き込んでいる方も多いでしょう。

でも漠然と勉強しても「本試験で通用するかは」また別問題になります。

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直前期だからこそ診断士2次試験について考えていきましょう。

 

昨日に引き続き、まずは2次試験の合格基準を確認しましょう。

①筆記試験における総得点の60%以上であること

②1科目でも満点の40%未満がないこと

この2つです。

39点以下の得点が無く、4科目合計で240点以上であることが合格基準になります。

 

②1科目でも満点の40%未満がないこと=大事故を起こさないことが成り立つかも知れません。

大事故を起こすパターンとして、次の2つの事が考えられます。

タイムマネジメントミスによる時間切れ

②出題者から聞かれた事と全く違う事を答えてしまう

 

昨日は①タイムマネジメントについて話しました。

今日は「②出題者から聞かれた事と全く違う事を答えてしまう」事について話します。

 

まずは出題者の立場になって考えてみましょう。

出題者はまず受験生に答えさせたい論点があるはずです。

それを基に模範解答を作ります。

出題者が答えさせたい論点を答えさせるために、与件文にヒントを埋め込みます。

 

出題者が与件文にヒントを埋めても受験生の解答はバラつく可能性があります。

しかし極力解答をバラつかせないように、問題文に制約条件を付けます。

例えば「商品特性の視点から答えなさい」「生産管理面から答えなさい」とか問題文に制約条件を付けます。

 

これから出題者から求められる模範解答から外れる原因はいくつか考えられると思います。

①与件文のヒントを拾えていない

②問題文を読めていない(制約条件のチェックもれ)

 

「①与件文のヒントを拾えていない」

与件文のヒントといっても何がヒントだか分からない人が多いかもしれません。

汎用的に言える事は

事例企業の強み(経営資源)や課題、弱み、環境分析における機会と脅威、与件文の「わざわざ表現」などが問題を解くうえでヒントになります。

・事例企業の強み(経営資源)に関しては特に事例Ⅱで重要になります。

事例ⅡではB社だけでなく、地域との連携が必要になります。

なのでB社の経営資源だけでなく、地域(X市)の経営資源ももれなくピックアップしなければなりません。

その強みを正確にピックアップできないと、解答の質に影響してきます。

事例Ⅱでは抽出して経営資源をパズルのように組み合わせて解答を作っていきますので抽出もれ=パズルのピースが欠けている状態で勝負を挑まなければなりません。

この状態で作成した答案は何かが足りない事を察しがつくと思います。

 

「②問題文を読めていない(制約条件もれ)」

これは特に事例Ⅰでは無いでしょうか・・・。

もっとハッキリ聞いて欲しいのに抽象的な表現で聞いてくるので、良く分からない事多くないですか?

対策は問題文を読んだ後に「要は何を聞いているのか?」を明確にする事です。

漠然と問題文を読まないことです。

「題意は何か?」「制約条件は何か?」を明確に意識することです。

そして与件文を読む時や解答を解く際に「題意は何か?」「制約条件は何か?」常に振り返ることです。

せっかく設問分析を一生懸命に行っても、解答に反映できない受験生の方も多いと思います。

 

こういう事を意識して過去問演習を行うのと、何も考えずに過去問演習を行うのでは雲泥の差が出来てしまいます。何をトレーニングするか明確にする事が重要です。

では今日はこのへんで。また明日へ続きます。

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