中小企業診断士けんけんの部屋

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2次試験について再度考える

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

昨日は直前対策について話しました。

皆様直前期で焦りマンマンモードになっているのは分かります。

しかし、初心にもどり2次試験について考えてみましょう。

意外な攻略のヒントが隠されているかもしれません。

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 まずは2次試験の合格基準を確認しましょう。

①筆記試験における総得点の60%以上であること

②1科目でも満点の40%未満がないこと

この2つです。

39点以下の得点が無く、4科目合計で240点以上であることが合格基準になります。

 

①の合格基準から何が言えますか?

事例1から事例4まで総得点で60%以上取れば合格出来るので、事例毎に得点の偏りがあっても合格出来ます。

②の合格基準から何が言えますか?

1科目でも大事故を起こすと足切りになってしまいます。

 

まずは②の合格基準から考えます。

大事故っていっても本当の事故ではありません。

診断士試験業界ではいわゆる「やっちまったな!!」という全く見当外れの行動を大事故と言います。

 

大事故を起こすパターンとして、次の2つの事が考えられます。

タイムマネジメントミスによる時間切れ

②出題者から聞かれた事と全く違う事を答えてしまう

 

 

今日はタイムマネジメントについて考えてみましょう。

タイムマネジメントミスは十分あり得ます。

皆様は80分のタイムマネジメントは十分意識されてトレーニングされてると思います。

設問分析に○○分、与件を読むのに○○分、解答骨子に△△分など・・・。

80分を毎回同じように解答できるようにトレーニングをされていると思います。

この「毎回同じように」という事がクセモノです。

出題者は毎回受験生にゆさぶりをかけてきます。

例えば「与件の分量を多くする」「与件に図表などを入れる」などが考えられます。

たまにお見かけする「与件文めちゃ長くないすか・・・」という事例問題をいつもと同じように解いたらどうなりますか?

当然にタイムオーバーになりますよ。

最近事例Ⅱでは定番、事例Ⅲでも登場する図表やグラフに関しても、受験生を惑わすトラップです。あの図表やグラフに深入りしたらどうなりますか?

またまたタイムオーバーになりますよ。

 

ではどうすればタイムオーバーを引き起こさないように出来るでしょうか?

これは皆様個人個人で考えてみて下さい。なぜなら皆様の80分のクセに係るからです。タイムオーバーを起こす=タイムオーバーを引き起こす原因が必ずあります。

原因は個人個人違いますので、ご自身と対話して見て下さい。

 

汎用的に言える対策としては、

①与件分量や解答分量によりタイムマネジメントを変える

②わからない問題は後回しにして得点可能性の高い問題から解く

③ちょくちょく時計を見て進捗を確認する

 

こんな感じだと思います。

①与件分量や解答分量によりタイムマネジメントを変える

与件分量に関しては読むスピードもありますから一概に言えませんが、事例Ⅰでは2ページ半を超えたらヤバいと思っていました。これは皆様それぞれ基準を作られることをお勧めします。

解答分量については試験開始と同時に解答用紙を見て判断していました。マス目が異常に多い時は要注意です。書く分量が多いから書くスピードを早めよう!!とは出来ないと思います。字が汚くなる事を前提にすればいけるかもしれないですが、決して得策ではないですよね。

与件分量が多ければ当然読む事に時間がかかります。読む時間がかかるという事は他のどこかのパートの時間が短くなります。

解答分量が多ければ答案を書く事に時間がかかります。解答を書く時間を早めなければなりません。

このへんのタイムマネジメントを事例毎に操れるか?

それも本試験の緊張している中で・・・。

 

②わからない問題は後回しにして得点可能性の高い問題から解く

これは特に事例Ⅳが多いケースです。

計算問題で解けると思ったら、計算にハマってしまうケースないですか?

あれ、簡単そうで解けないぞ!!みたいなパターンですね。

計算問題に時間をかけて最後の文章問題を書けずに試験終了・・・。

これはもったいないです。文章問題は何か書けば得点可能性は高いですよ。

計算問題は最終的な数字があっていなければ得点にはなりません。

文章問題は何か書けば部分点の可能性は十分ありますし・・・。

その何点かで合否が決まったら嫌じゃないですか。

 

事例ⅠからⅢでも分からない問題は一旦飛ばしましょう。一旦飛ばして、他の問題を処理しているうちに違う視点に気付くかもしれないです。

 

③ちょくちょく時計を見て進捗を確認することも重要です。

これは本試験当日に我を忘れて解くパターンです。

超気合入れすぎて、タイムマネジメントの事を忘れて必死に解いてしまうパターンです。クールな頭で勝負することです。

ご自身を俯瞰でみるイメージだと思います。

例え試験が難しくてもご自身の事を「やばいよ!やばいよ!」と客観視出来れば、それほどヤバくないです。

本当にヤバい状態は試験が終わった後に気付きますので・・・。

では今日はこのへんで。また明日へ続きます。

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