SWOT分析について考える①
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日まではペッパーフードサービスについて分析してきました。
どうでしたか?
肉が無性に食いたくなりましたが、私は今日人間ドックなので・・・。
頑張って胃カメラを飲んできますか。
今日から診断士ネタに戻りますね。
2次試験ではSWOT分析が重要であると教えられますね。
SWOT分析・・・。中小企業診断士の基本です。
私も2次試験受験当初はSWOTをそれぞれ違う色のマーカーでチェックしていました。問題用紙が超カラフル・・・。
しかし、SWOT分析した結果を解答に反映できていますか?
そもそも80分の試験時間な中で、SWOT分析は行う必要があるのか?という問題も起こります。リアル企業診断ではSWOT分析は必須でしょうが・・・。
私はSWOT全てをマーカーを引いてチェックする事は止めました。
SWOT分析を抽出するだけでは意味が無いと思ったからです。
では80分の試験時間の中でSWOT分析をどう考えたら良いでしょうか?
今日は強みについて考えてみましょう。
①S(強み)
事例毎に強みに対する考え方が異なっています。
これを意識出来ているでしょうか?
事例Ⅰの場合はどうでしょうか?
事例Ⅰは組織・人事事例です。事例ⅠのA社は組織の強みに焦点が当たります。
そして前提として事例Ⅰは戦略を意識する事が重要です。
事例ⅠはA社の戦略面の強さと組織の強さが連動していきます。
戦略・組織・人事の連動性が意識出来れば事例Ⅰに対するレベルが上がっている証拠だと思います。
例えば事例Ⅰにワンマン社長が登場したとします。
超カリスマ社長です!!
しかし事例Ⅰの場合、個の力はあまり要りません。
個の力を組織の力に変えていく必要があります。コミュニケーションを促進してノウハウを共有する必要があります。
特に事例Ⅰは強みの維持・強化が重要ポイントになりますので・・・。
事例Ⅱの場合はどうでしょうか?
個の力はB社の貴重な経営資源になります。
令和元年事例Ⅱを思い出して下さい。社長とYさんの従業員2名です。2名で組織力といってもね・・・。
事例Ⅱは個の力はそのまま活かしていきます。B社の個の力、B社従業員の個の力、X市の個の力(X市は個とは言わないと思いますが・・・)力と力をぶつかり合うイメージです。事例Ⅰのようにノウハウを共有して組織の力にはしません。力と力のぶつかり合いによって売上に直結させるイメージです。
個の力を連呼すると、本田圭佑みたいですが・・・。いやKeisuke Hondaですかね。
事例Ⅲの場合はどうでしょうか?
事例Ⅲの場合はアンゾフの成長ベクトルの視点が重要です。
事例Ⅲは製造面と市場面(営業面)の両方で強みを考える必要があります。
事例ⅢのC社が製造業だからといって製造面の強みだけでは無いことが重要になります。そしてC社では製造面は凄く良いものがありますが、営業面がイマイチという企業が良くあるパターンです。
以上から製造面と市場面の強さを両面から考えて解答をする必要があります。
事例Ⅳは強みを活かすといっても、さまざまですね。今後をD社をどうしましょう?みたいな戦略問題が出題された場合は、与件文からD社の強みを活かす視点は重要です。
事例Ⅳは強みはパターン化出来ませんね。
ただ事例Ⅳはただの計算の試験では無いことを意識して下さい。
事例Ⅰから事例Ⅳで強みの活かし方が全く違う事が分かりました。
そろそれ事例Ⅰから事例Ⅳの特徴や違いを説明出来るようになりたいですね。
もう説明できる人はレベルが高い証拠だと思います。
私はS(強み)はマーカーチェックしましたね。
基本マーカーは2本程度に抑えていましたが、事例企業の強みは漏らしたくないです。
特に事例Ⅱでは強みである経営資源がキーワードレベルで与件文に登場します。
B社、B社社長、B社従業員、X市、それぞれに強みとなる経営資源がありますので、与件文を読み取り整理する力が必要になります。
では今日はここまでにします。
ではまた明日へ。
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