平成28年事例Ⅰ 与件分析④
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
ブログ村参加してますので是非応援ポチを宜しくお願いします。
平成28年事例Ⅰの与件分析をしています。なかなか与件を読み終わらないですね。
私の中では、平成28年事例Ⅰを徹底的に分析する事により事例Ⅰのコツが掴めるような気がします。
第5段落、第6段落を、見ていきます。あまりに詳細な点を書くと、終わらなくなるのでダイジェスト版でお送りしていきます。
第5段落は外部環境の変化について書いてあります。
事例Ⅰでは必ず外部環境の変化が起こります。この段落を読むと「専門性の高い製版技術が不要」とあります。要はA社の強みが活かせない事を意味します。
現状のままではA社は生き残れません。そんな状況の中で現社長である5代目登場です。ついに5代目による経営改革です。
「多角化した事業に分散していた経営資源を主力商品であるアルバムに集中し強化」とあるので、経営資源が分散していた事が分かります。
次は第7段落です。
第7段落は新たなビジネスモデルである新規事業への体制作りについて書かれています。外部環境の変化に対してA社は新規アルバム事業へビジネスモデルを変革していきます。
この段落の前半は市場面(営業面)の課題について書かれています。
これ令和元年事例Ⅰでも出題されましたよね。市場面の課題に対してホームページで用途を問いかけるみたい感じでありましたよね。令和元年事例Ⅰ第3問で出題されてました。
そして「学校アルバム事業と異なる営業戦略、事業運営体制」がA社の課題になります。営業力強化の体制作りに取り組んでいるそうです。それを中小企業診断士が診断助言するストーリーですね。
次は第8段落です。
第7段落でA社の戦略が変わりました。組織は戦略に従うという事でこの段落では組織について書いています。
今は機能別組織ですが、学校アルバムに適応するように編成してきたものであるからです。新規アルバム事業に移行すれば、当然組織は適応できないですね。
令和元年度にも同じような問題がありました。令和元年は機能別組織のままで移行しなかったです。
やはり過去問のエッセンスを吸収する事が本試験対応には有効である事が分かると思います。
そして最終段落です。
最終段落も注意が必要です。社長の方針が書かれている事が多いからです。
またA社の課題が書かれている事も多いです。
この事例の場合は「経営改革の推進」と「それを実現していく有能な人材の確保が必要」とあります。
前の段落では戦略が変わって組織が変わりました。そして組織が変われば人事も変わります。
事例Ⅰは本当に鉄板ストーリーで展開していきます。
この流れはしっかり把握して欲しいと思います。
ここまでざっとでは与件分析を解説してきました。最後駆け足になってしまいましたが・・・。
事例Ⅰは鉄板のストーリーが存在しますので、この流れを意識する事によりスムーズにストーリー展開を把握する事が出来ます。
ただこれを読んだだけでは決して分かるようにはなりません。
ご自身でこの考え方を基に事例文を研究する必要があります。
結局ブログを読んだだけでは、分かった気になっている状態だけだからです。
自分で読んで、考え抜かないと実になりませんのでご注意を!!
では今日はここまでにします。
参考になりましたら、是非猫クリックをお願いします。
清き一票を宜しくお願いします。
ココ・ファーム・ワイナリー あしここ 750ml【白ワイン/辛口/日本】【Coco Farm & Winery Ashicoco】