平成28年事例Ⅰ 解答プロセス編
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
ブログ村参加してますので是非応援ポチを宜しくお願いします。
平成28年事例Ⅰも設問分析、与件分析まで終わりました。
今日からは解答プロセス編をお送りします。
一応私が受験生時代に書いていた答案も載せますね。
令和元年度の事例を載せると、いろいろ言われる可能性があり面倒くさい事になるので載せませんが、過去の事例であれば良いかなと思っています。
では第1問設問1からです。
まずはA社の3代目社長の時代に進められた事業展開である事を意識する事が重要です。
聞かれている事は「A社が成長を遂げることができた要因」です。
事例Ⅰで成長が遂げる事ができたと言えば、何を想定しますか?
「強みを活かしたから」これじゃないですか?
私の受験生時代の解答は
要因は、①他社に先駆けてオフセット印刷機を導入し独自で技術開発を行い高度な印刷技術により高い印刷精度を実現②社員教育の充実により企画力・デザイン力を強化、向上させた事で他社と差別化が図れた為である。
今振り返ってもまあ良いんじゃないですかね。
「企画力・デザイン力」は必須で入れるとして・・・。
「他社に先駆けて」「独自で」などのワードは、なるべく与件からそのまま使うようにしていました。
与件に言葉は言い換えをせずにそのまま使うようにした方が良いと思います。
あとは「成長できた要因」なので、強みを形成してきた要因を書いた方が良いです。
印刷業などでは差別化が難しいですね。
現在はデジタル化により印刷業のビジネスモデルが変わりました。
差別化が難しい状況なので「他社に先駆けて」オフセット印刷機を導入しました。
他の企業がやっていない事を自社が行えば十分に差別化になります。
それに加えて「独自で技術開発」を行う事にすれば益々差別化になります。
そしてA社の強みの源泉は「人」でした。人材育成して企画力・デザイン力を強化させました。これは鉄板で入れます。
第3段落、第4段落あたりからの抜き中心で良いかと思います。根拠となる段落を貼っておきますね。
★この問題からの気づき
・事例Ⅰは強みの維持強化がポイント
・成長要因は強み+強みの形成要因
過去問からこういう気づきを蓄積させる。そしてその気づきを瞬時に使えるようにする事が本試験対応力を高めます。
次に第1問設問2です。
関連多角化が問われた問題でした。
A社の強みを活かした上で多角化する事が中小企業診断士試験のセオリーです。
私が受験生時代に書いた解答は、
要因は、①無関連多角化でありコア技術である高度な印刷技術とのシナジーが無く強みを活かせなかった為、②多角化により経営資源が分散してしまい、他社と差別化する様な強みやノウハウの構築が出来なかった為である。
根拠となる段落を貼っていきます。
私が書いた解答を振り返っても、まあ良いんじゃないですかね。
この問題は私はほとんど考えていません。
無関連多角化の論点を引用しただけ。
あとは5代目になってから経営改革をする訳ですが、与件文に「まず着手したのは、多角化した事業に分散していた経営資源を主力事業であるアルバムに集中し強化することであった。」とあります。
逆の事を言えば、3代目の時代は「経営資源が分散していた」事が分かります。
経営資源が分散していればA社の強みは活かせません。
これ位が瞬時に思い出せれば、直ぐに解答に落とし込めます。
試験は80分しかないので、鉄板論点から出題されれば合格者は確実に点数を取ってきます。そして時間短縮になります。
鉄板論点で合格点を確保する事が重要です。
そして時間もかからないので他の問題に時間を使えるようになります。
★この問題からの気づき
経営資源を集中させる論点:無関連多角化は経営資源を分散させる
第1問はこんな感じでどうでしょう?
過去問演習→気づき蓄積→実際に本試験で使える状態にする
これを繰り返す事で本試験対応力が私は考えています。
では今日はここまでにします。
参考になりましたら、是非猫クリックをお願いします。私のモチベーションが上がりますので・・・
ココ ファーム ワイナリー 農民ロッソ 750ml 赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ココ・ファーム・ワイナリー あしここ 750ml【白ワイン/辛口/日本】【Coco Farm & Winery Ashicoco】