80分について③
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今日も80分について考えていきます。
Q 2次試験で過去問演習を行うのですが80分で終わらないのですがどうしたら良いのでしょうか?
設問分析、読むプロセスから考えていきました。
今日は「書くプロセス」について考えていきます。
皆様は「解答を書く」時間を把握していますか?
解答文字数にも寄りますが、私がだいたい35分位で解答を書きます。
「自分がだいたい何分で解答を書く事が出来るか?」という事は把握しておいた方が良いです。
なぜなら書く時間自体は短縮する事が難しいと思うからです。
「よっしゃ、解答を書く時間を20分で書くぞ!!」と活き込んでメチャクチャ早く書いたとしても、多分字が読めないかもしれませんね。
速記講座やボールペン字講座でも通います?これも現実的では無いですよね。短期間で効果が出ればよいですが・・・。
では書くプロセスでも時間短縮は無理ですかね・・・。
いやそんな事は無いと思います。
「どう書いて良いか迷う」事は無いですか?書く事は分かっているのですが、どう解答に落とし込んで良いか悩む。結構あるあるだと思います。
解決策の一つとしては解答フレームが挙げられます。
設問分析時に解答フレームを想定していますか?
解答を書く時に解答フレームを予め決めておけば「どう書けばよいか?」という悩みは減るはずです。
「理由」を聞かれて100字ならば
「理由は①・・・②・・・である」など書き方を決める事です。あとは①②を埋めるだけです。
解答フレームに良く使うパターンは次の2つでしょうか。
①並列型
「理由は①・・・②・・・である。」
②結論先出型
「最大の理由は・・・・・である。具体的には・・・・・」
★並列型は理由などが聞かれる分析系問題で使う事が多いです。
①②と書く事で多面的な解答に嫌でもなります。
診断士試験は多面的視点で解答を書く事が求められます。
私は「50字1論点を目安に因果関係をつないで書く」事にしていました。
100字で解答を書くとすれば①・・・②・・・と2論点で解答を書いていました。
別の見方をすると100字1論点で解答を書いたとします。その場合出題者が用意した答えと違うと大幅失点に繋がります。2論点に分けていれば①の論点が外れていても②の論点があっていれば得点が入ります。
リスク分散になる反面、解答内容が薄くならないように注意して下さいね。
★結論先出型は助言問題で使う事が多いです。
最近流行りの「最大の理由」もこの解答フレームになります。
この型の注意点です。
結論を先に言い切る訳ですが、これをダラダラ書かない事。
結論はズバッと言い切る事です。
「最大の理由」と切り出しておいて、文章をダラダラ書くと、結局「最大の理由」は何?という事になります。
必ず結論は簡潔にする事!!書きたい事は「具体的には・・・・」の後にしっかり書きましょう。
全てがこのフレームで書ける訳ではありませんが、初学者の方は慣れるまでは上記の型に当てはめて書いた方が迷いが無くなると思います。
解答フレームがそのまま解答に使えるかどうかは分かりません。しかし、解答フレームを想定している人と行き当たりバッタリで解答を書いている人では解答の質に違いが出てしまいます。
「解答の書き方に悩む時間」は短縮できます。
その分「解答を考える時間」に充てられると良いと思います。
解答フレームを想定していなかった人は是非試してもらえれば良いと思います。
次の論点に入ります。
解答を書くトレーニングをしていますか?
解答を書くトレーニングって何?と思うかもしれません。
一番のトレーニングは写経だと思います。
いまはふぞろいなどの書籍で合格者の答案は直ぐに入手できる状況です。
自分の気に入った解答をひたすら書く事で「手で書き方を覚えていきます」
書いている内に「良く使うフレーズ」も覚えていきます。
自然と色々な事を習得しているイメージです。
★上級者向けトレーニング
写経トレーニングを行いながら、答案を書いた人の思考プロセスを考えるトレーニングをお勧めします。
写経すると言うと「ただひたすら書き写す」イメージを持つかもしれません。
「思考プロセスを考えながら写経する」事は「自分の思考プロセス」と対比する事に繋がります。
他人の思考プロセスを考える事で自分の思考プロセスを鍛え上げられる事が出来るのです。これ是非やってみて下さいね。
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