80分について②
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日の質問の続きを考えていこうと思います。
Q 2次試験で過去問演習を行うのですが80分で終わらないのですがどうしたら良いのでしょうか?
昨日は設問分析だけで話が終わってしまいました。
今日は「設問を読む」事について書いていきます。
皆様は設問をどのように読んでいますか?
診断士試験もプロセスは人それぞれです。どれが良いかも人それぞれです。
それを前提に置いた上でいくつかの方法論を検証していきましょう。
80分で答案を書く事にフォーカスした場合は、「与件を読む」パートの中でムダな作業を探す事が効果的だと思います。
それでは「ムダ」な事とは何でしょうか?
私の解釈では「得点に繋がらない事」です。
皆様はどのように与件文を読んでいますか?
私は事例毎に読み方を変えていたので、ここで一概に説明できないですが・・・。
診断士あるあるとして「マーカー」問題があると思います。
私は受験生初期にマーカーを使い倒していました。
「SWOTで4色、社長の想いで1色、わざわざ表現で1色」なんと6色のマーカーを使い分けていました。事例問題を解き終わると問題用紙が超カラフル。まるでお花畑のような感じに・・・。
毎回儀式のようにマーカーで色塗り・・・。しかし振り返るとマーカーだらけなので何が重要なのか分からない。当然解答作成する際にもマーカーを塗った与件文を利用していないです・・・。
これは受験ブログを見て、合格者がやっていた方法を真似ました。この方法なら合格する!!と素直に信じてしまったのです。まるで魔法の方法のように同じ方法を繰り返していました。
別にマーカーを使う事が悪い事じゃありません。
私も最終的に2色程度のマーカーを利用していました。
マーカー派の皆様、マーカーを使う事のメリット、デメリットを説明できますか?
メリット:重要なセンテンスやキーワードを目立たせる事が出来る。
→①解答要素を目立たせることにより、重要なキーワードの使い漏れが防げる。
②キーワードを目立たせる事により、解答への紐づけが容易になる。
デメリット
→①手間(時間)がかかる。
②マーカーを使いすぎると逆に目立たなくなる
これを踏まえた上でまた質問です。
マーカーで塗ったキーワードやセンテンスを解答に上手く反映出来てますか?
私はマーカーを塗る事のメリットを活かしていませんでした。
だって与件文がマーカーだらけなので「解答要素を目立たせる」事が出来ませんでした。
それにSWOT分析全てをマーカーで塗るのですが、T(脅威)などは別にマーカーに塗らなくても・・・。W(弱み)も解答に使いますが、別にマーカーで塗らなくても・・・。
最終的にS(強み)はマーカーで塗るようにしました。事例2ではターゲットは漏れないようにマーカーを塗りました。
事例毎に必要な部分だけをマーカーで塗るように改良しました。
今日の記事を書いて当たり前じゃんと思えた人は素晴らしいと思います。
私は予備校の教えなどを忠実に守りすぎて、まったくプロセスを改良しませんでした。
自分が書いた解答については検証を十分にしましたが、プロセスはそのまま・・・。
それでは本試験対応力は伸びないと思います。
マーカー派の方と逆に「鉛筆のみ」派の方もいると思います。特に多年度生の方は多いですかね。
「鉛筆のみ」派のメリットはマーカー派の「マーカーを持ち帰るのに時間がかかる」デメリットを解消します。
つまり「鉛筆のみ」派は80分で試験が解き終わらない人にとっては取り入れた方が良い手法になります。
しかし、そこにはデメリットもあります。
「目立たない」という事です。解答への抽出漏れが発生しやすいです。
やはり80分という試験時間は短いですからね。
私は最終的には「マーカー派と鉛筆派」の中間という手法で落ち着きました。
私がこの手法を取り入れたのは合格年度です。
要は8年間はほぼ同じ手法で解答していた事になります・・・。
今日は「読むプロセス」の中で時間をどう短縮するかについて書きました。
明日は「書くプロセス」について時間短縮を考えていきます。
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