中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士が日常を気ままに伝えます。

2次試験の勉強方法①

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

さて今年は2次試験対策が通常より1ヵ月長い期間対策を取れます。しかし、本試験が近くなるにつれ受験生の皆様も焦りが出てくると思います。

 

例えば診断士1次試験であれば、「根性で頑張って下さいね!!」と言えば大抵の事がクリアできます。

なぜなら試験問題に対する解答もはっきり出ているので、知らなかった論点を覚えたり、すっかり忘れていた論点を再度覚えるなど勉強法がはっきりしています。

暗記科目であれば、ひたすら暗記する。財務会計や経済学であれば解答へのプロセスを覚えれば良いわけです。

要は勉強量が成績に比例する傾向にあります。

ただ2次試験はどうでしょうか?

私は多年度生でした。そして勉強も毎年継続していました。たぶん勉強量で言えばそうとうな量をこなしているはずです。量はですけど・・・

「勉強量が成績に比例する」のであれば、とっくの昔に合格しているはずです!!

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2次試験は正解が公表されない試験ですから、勉強方法もあいまいです。

決して多年度生だから有利という訳ではありません。

 

受験生の方から良く受ける質問を私なりの解釈で答えていきたいと思います。

今日のテーマは

「予備校の模範解答集の答えに納得いかない」のですが、どうしたら良いでしょうか?

 

これ予備校の模範解答集や模擬試験を受験すると、こういう経験はあると思います。

解説を読んでもさっぱり理解出来ない。納得いかん・・・。

私なりの解答とすれば

「自分が試験当日に再現出来ないと思えば、理解しようとするだけ時間のムダじゃないでしょうか・・・。」

 

皆様の試験当日に何をすれば良いでしょうか?

「2次試験4科目にて各80分の試験時間の中で、平均60点の答案を書く事」では無いでしょうか?

 

ポイントは①試験時間80分と②平均60点です。

今日は①試験時間80分という事について考えていきます。

試験時間80分は本当に短いですよ。この中で受験生の皆様は合格答案を書かなければなりません。

試験当日には「勉強した知識が完全に使いこなせる」ようにならないと、合格答案を書く事は不可能だと思います。

これは異論はないと思います。

逆に言うと、「受験生の皆様が使いこなせないような知識は勉強しても意味が無い」という事になります。

 

2次試験は正解は公表されません。その正解を知るのは出題者のみです。

予備校の模範解答を書いている人も当然、試験問題の解答は知りません。

正解を知らない人が模範解答を書いているのだから、その答案もあっているかは分からないのです。

その模範解答から妥当性があれと思えば、自分の思考プロセスに取り入れれば良いです。一度解説を読んで分からなければ、それは敢えて勉強する必要な無いと思います。

 

こんな事を書くと直ぐに「上から目線だ!!」と言う人がいるので困すのですが・・・。

でも診断士2次試験はそんなものだと思います。まあ、そんなものだから受験生の皆様が困惑するのですが・・・。

診断士2次試験は正解が公表されない試験なので、「いかに与件文から妥当性のある答えを導きだすか?」の勝負だと思います。

Aさんにとって妥当性がある解答だと思っても、Bさんが妥当性があると考えるかは分かりません。AさんとBさんは考え方も当然違うからです。

2次試験の勉強は、「80分の中で自分がどう勝負するか?」を決めていく事だと思います。

「80分の試験時間の中で自分の戦略を決めていく」と言い換えても良いと思います。

繰り返しになりますが、80分の試験時間で使いこなせないメソッドは2次試験当日に全く役に立ちません。

それに加えて、「一人一人考え方は全く違う」という事は前提条件として頭に入れておいた方が良いと思います。

「模範解答を読んで絶対こんな解答を書けない」と思った事が本番の試験で急に書ける事はまず無いでしょう。

ただ私は予備校の模範解答を全批判している事ではありません。というよりも私は模範解答を良く読み込んでいました。

何故なら「解答を導くまでの思考プロセス」を習得する事が出来るからです。

たぶん予備校の模範解答を本試験で書く事は難しいです。ただ解答までの思考プロセスを習得する事はとても意義のある事だと思います。

 

では今日はここまでにします。

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