2次試験の勉強方法②
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日から2次試験の勉強方法について書いています。私も受験生時代にメチャクチャ悩みました。さすがに9年間も勉強しているので・・・。
それに診断士受験の悩みだけでなく仕事の悩みもあれば、家庭の悩みもあるし・・・。
私のいろいろな苦悩は「私の失敗体験談」に書きました。合格体験記も含めると14記事にもなります。勉強の合間にでも読んでいただければと思います。
いろいろな勉強のヒントになるかもしれません・・・。
今日も昨日の質問の続きを書いて行きます。
Q「予備校の模範解答集の答えに納得いかない」のです が、どうしたら良いでしょうか?
今日は「平均60点の合格答案を提出する」という観点から話していきます。
診断士2次試験は平均60点を取れば合格します。
決して100点を目指す試験ではありません。
別の言い方をします。
「各科目共に40点を捨てても良い」試験になります。
この考え方は特に事例Ⅳで重要な考え方だと思います。
100点を目指して80分という短い時間の中で一生懸命問題を解く!!
なんか良い響きですね。
でもそもそも80分で解ける試験では無いと思います。
一生懸命問題を解いても、一つのケアレスミスで大量失点を招きかねないです。
それでも結果、高得点を取れたかもしれません。
しかし、これは「大量失点を招く可能性がありながら高得点が取れた」事になります。
これってギャンブル性が強く無いですか?
それでも試験に合格してしまえば全然構わないです。
しかし1年に1回の国家試験を考えると私はあまり得策ではないと感じます。
少し話を戻します。
予備校の模範解答集は「各予備校が100点を目指した解答」になります。
なので我々が目指すべき「平均60点の合格答案を提出する」という目的とベクトル自体が完全に違う方向を向いている事になります。
でも今は予備校も受験生目線で解答を書いてくれているものも多い印象を受けますので複数の予備校の模範解答を覗いてみるのも良い事だと思います。
ただ予備校の模範解答からは「解答のプロセス」を取得する。ベンチマークすべきは「ふぞろいの合格答案」などの実際の合格レベルの答案であると思います。
初学者の方は、合格者答案の中から自分が気にいった答案を見つけて写経する事をお勧めします。
2次試験は筆記試験なので、実際に自分の手で書く事を通して体に覚えこませる事が重要です。
忘れてはならない事は合格者もいろいろな考え方を持っている事です。合格者がみんな同じ考え方をする方が怖いと思いませんか?
中には本当に合格者と思う答案があるかも知れません。これは本番で再現性が無い答案なので無視して大丈夫です。中にはそういう答案を見ると「なぜなぜ」と分析される方もいると思いますが、時間のムダですよ。深追いはしない方が良いと思います。
だって自分が実際の本試験でそのような答案は書かないからです。
多年度生の方は、合格者答案を見て「どうすればこの答案が書けるようになるか」を考えてみて下さい。
思考プロセスを逆算する考え方です。
これは「合格者答案をあるべき姿」と捉えて自分の答案とのギャップを埋める作業になります。自分の事を診断しているわけです。
「自分の事を分かっていない人間」が「自分以外の人を診断助言できる」訳がありません。
この作業を繰り返す事により自分の思考プロセスが固まってきます。
これは「誰も見た事が無い本試験問題」への効果的な対応になりますので、とことん考え抜いてみて下さい。
絶対にやってはいけない事は「やった。このキーワード書けた!!」「このキーワード漏れた。残念」だけで終わらせてしまう事です。
こういう勉強をしていると実際の本試験でキーワードを適切に選べるかどうかは運任せになります。なぜなら自分のプロセスが無い状態で試験に望んでいるからです。
昨日述べましたが、2次試験の勉強は「本試験でどのような対応を取るか」決めていく事だと述べました。これは実際に試験に望むプロセスを固めていく事になり一番重要な事になります。
では今日はここまでにします。
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