図表対策②
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日は図表対策という事で記事を書きました。参考になったでしょうか?
今日は他の事例で再度図表・グラフ対策を見ていきます。
平成27年事例2です。
この図表・グラフを見て特徴的な事は何か考えて見て下さい。
もちろん与件は読んでなくて結構です。パッと見るだけで結構です。
なんでしょうね?
図表1に関してはこれだけでは良くわかりませんが・・・。
多分皆さんこんな感じですか?
・駅から近い
・高層マンション街に近い
・総合スーパーに近い
他は良く分かりません。
図表2はどこかで見た事ありますね。デジャブかな?
・30代~40代が多い
・0歳~10歳の子供が多い
・高齢者も多そうだぞ
分かりやすくするとこんな感じでしょうか?
図2を良く検証すると2005年と2015年を比較したものである事が分かります。
高齢者層は10年経過して図表が右にズレただけである事が分かります。
ここで引っかけ問題を出してきました。落ち着けば引っ掛からないですけど・・・。
与件文で検証していきましょう。
与件文にいわゆる子育て世代が増加している事を明示している与件はありません。
しかし、「中高年層は土地・建物を売却し、他地域へ転居している」とあります。
間違いなく中高年層は減少しています。
これで明らかにターゲット層は30代~40代の子育て世代層である事が確定しました。
ここで仮に中高年層をターゲットとしてしまった場合どうなるでしょう?
ここで問題文を見ていきます。
ここで気づきましたか?
第1問設問1でターゲットとすべき顧客層を間違えた場合、設問2、設問3ともに連鎖反応で間違えてしまう事が確定します。
第1問の配点は40点です・・・。
何か書けば部分点は入るかもしれませんが、大惨事になりそうですね・・・。
図1については
・高層マンションに近いという事を与件と紐づけます。
高価格で販売されるという事からターゲットとなる子育て世代は富裕層である事が分かります。
・総合スーパーに近いという事を与件と紐づけます。
競合である総合スーパーと近いから差別化してね!!という事を言いたかったのでしょうか。
図1は正直あまり意識しなくても解答は出来ると思いますが・・・。
あまり図表はドロ沼にハマらないように、特徴があるものを押さえるようにしていました。
2回にわたって図表対策をしてきました。そんな複雑な事は言っていないと思います。
今年はどんな図表が出題されるか分からないですけど・・・。
複雑な図表が出ても
①特徴的なポイントを押さえる
②特徴的なポイントを与件で確認する
このやり方で攻略できるはずです・・・。たぶん。
では今日はここまでにします。
なお本ブログの試験問題は一般社団法人中小企業診断協会HPから引用しております。
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