事例2 図表対策①
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今週は私もお盆休みです。でも毎日暑い日が続いたらと思ったら、昨日のゲリラ豪雨・・・。体調を崩さないように気をつけて下さいね。
皆様のお役に立てるように内容の濃い記事を提供したい意気込みはありますので。
事例2はグラフ・図表が定番で与件に示されます。平成25年からこの傾向を続いています。私は平成25年に実際の本試験を受験していますが、度肝を抜かれた記憶があります。それに事例4以外で電卓が必要になるとは・・・。
最近は事例3でも定番になりつつありますので、その対策をという事で・・・。
グラフの特徴的なところをピックアップする!!
ただこれだけです。ここで太字で書くほどではないですが・・・。
グラフ・図表は受験生を戸惑わせる目的があるのでは無いかと個人的には思っています。特に最近の事例3を見る限りではですが。
あまり惑わされずにグラフの特徴的な点を押さえれば良いと思っています。
では平成29年事例2で出題されたグラフで考えていきましょう。
このグラフから何が言えますか?
X市と全国の人口構成比を比べています。
「30代の人口が多い」事は直ぐに分かったと思います。
後は「0~10歳までの人口が多い」事には気づきましたか?
それほど難しい話では無いと思います。
こんな感じですね。30と40って書いてあるので30代~40代と勘違いする人がいますが、あくまで30代ですよ。
その特徴を掴んだ上で与件を確認します。
シルバー世代は減少と書いています。
事例2の考え方としては、今後増加する顧客層をターゲットにしていきます。
この事例の場合はシルバー世代中心の顧客層でありましたが、今後シルバー世代減少に伴い新しいターゲットを探す必要があります。
先ほどグラフから「30代の人口が多い」「0~10歳までの人口が多い」と分析しました。
グラフの分析結果を与件で確認する作業が必要になります。
ほらありましたよね。「松坂世代」ならぬ「子育て世代」というワードが。
「親と子」というワードもある事からターゲットは確定しました。
グラフ問題はこの方法で対処できるはずです。
ここで考えなければならない事はこの事例では今後のターゲットは「子育て世代」でした。しかし、グラフの読み取りを間違えて「30代女性」とした場合、マーケティング方法は違うと思いませんか?
「30代女性」といっても「独身」の方と「結婚されている」方ではマーケティング方法は完全に違います。
「結婚されている方」でも「0~3歳までの子育て世代」と「小学生の子供」を持つ主婦でもマーケティングは違います。
ここで確認していただきたい事は
・ターゲットの選定方法
・ターゲットを間違えると、一気に低評価になる可能性がある
この2点です。
今日はここまでにします。明日も再度事例2の図表・グラフ対策を書こうと思います。
なお本ブログ掲載した試験問題は一般社団法人中小企業診断協会HPから引用しております。
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