事例3の図表対策
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
前回2回にわたり事例2の図表対策を行ってきました。どうでしょうかね?
落ち着いて対処出来ればそれほど難しくはないと思います。でも本試験は焦ってますからね。グラフの読み取りは深入りはせずに、かつ慎重に行って下さい。
どっちやねんって感じですけどね。それほど複雑な図表・グラフは出題されていないと思います。
しかし、最近図表・グラフは事例3でも頻出になっています。それも結構やっかいな問題が多いような気がします。
今日は平成30年事例3を題材に話をしていきます。
第2問です。
そして図2がこちらになります。
この事例は私は本試験会場で受験しました。この図が出てきた時にドキッとしました。
いわゆる「マン・マシン・チャート」と言われるものです。
第2問では「図2を分析し」と言っています。
あなたならどう分析しますか?
事例2の時と同じ手順で答えられます。
まずこの図表で特徴的な事は何でしょうか?
80分しか無い本試験でこの複雑な図表・・・。いじめとしか思えない問題です。
でも必死で食らいつかないと合格はありえないです・・・。
それも午前中2科目で疲れている事例3でこの問題とは・・・。
私も事例3だけであればA評価だったので、この方法論は通用すると思います。
私の分析で言えば、こんな感じになります。
①成型機の状況
「待ち」が多すぎます。
「12時半からはダブル待ち」の状態で機械が完全にストップしています。
12時半から機械が動かす事が出来れば生産性は間違いなく上がるでしょう。
「ダブルボケ」の笑い飯は好きですけれども、ダブル待ちは完全に良くないですね。
②作業者の状況
なんか「移動」ばかりしていませんか?
「作業者」ではなく「移動者」になっています。
もちろん移動は必要ですが「作業」しなくては・・・。
移動するにしても、もっと効率的に移動できないか?考える必要はありそうです。
次に与件文で検証していきます。
成型機は作業者がボタンをポチすれば勝手に動くらしいです。
昼休み前にポチすれば良いんじゃね。と試験中に思ったのですがこれをそのまま解答に書くわけにはいかず・・・。
段取り時間が長期化していますね。その原因は置き場が混乱している事が原因と書いてあります。
ただ第4問との切り分けが複雑ですね。
これも「社内で統一した識別コード」は第4問で使うでしょうし・・・。
以上の材料から第2問を解答していく事になります。
事例3のセオリーは
「ムダ・ムラ・ムリを探してECRSの原則で改善する」事です。
解答の方向性はいくつかあると思います。
・5Sで置き場で整理して探す時間を短縮する
・金型置き場への移動を待ち時間にまとめて行い移動時間を削減する。
・段取り時間を短縮して、昼休みに機械が稼働するようにする事で待ち時間を短縮する
・外段取り化(段取り替えの定番なので一応ぶち込むかな・・・)
・統一コードの設置(第4問とダブルで使っておく?)
予備校の模範解答で「成型機2から加工を始めて昼休み中に機械を稼働させる」という加工順番を変える論点もありました。
ECRSの原則のRですからね・・・。でも予備校の解答を見た時に「こんなの無理・・・」と感じてしまいました。
試験本番でそりゃこの論点をズバリ解答できれば良いですけれど・・・。
でも①図表の特徴的なところをピックアップする②図表の特徴を与件で確認するという手法である程度は書けると思います。
とにかく本試験ではもがく事だと思います。
そんなにスマートに解答が書けるわけではないので・・・。
今日はここまでにします。
なお本ブログ掲載した試験問題は一般社団法人中小企業診断協会HPから引用しております。
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