事例2実践編④
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今週はお盆休みの人も多いですかね?
連休中もコロナウイルスの影響もあり、自宅で過ごされる方も多いと思います。
受験前のまとまった休みは貴重ですから、是非勉強頑張って下さい。
平成28年事例2について話しています。今日は第3問です。
第3問(配点20点)
3年前に開業した直営店併設の飲食店は、売上が好調である。B社が飲食店を直接経営することによって、どのようなメリットと効果が得られるか。売上が向上すること以外のメリットと効果について、100字以内で説明せよ。
これは頻出論点です。
B社はしょうゆメーカーです。メーカーとしてB社は食品卸Z社に販売しています。
「食品卸Z社が一手に引き受けている」と与件にありますね。
つまりB社は消費者である顧客に直接販売していません。
この時点ではインターネット販売もしていませんので・・・。
これの何が問題になるか?
顧客ニーズの収集が出来ない事が大きな問題です。
メーカーなので顧客ニーズの収集はすると思いますが、卸売業者であるZ社経由であったり、面と向かってニーズを聞ける訳ではないです。
今はコロナウイルスという別の問題はあると思いますが・・・。
やはり顧客の生の声、生の反応は重要という事です。
あとは直営店ですから、もちろん顧客と直接接触します。
直接接触するという事は診断士的にはどういう事が考えられるでしょうか?
もちろんコロナウイルスの影響は抜きにして考えて下さいね。
接客の強みを活かせるという事が言えると思います。
事例2特有のこだわりの接客とか・・・。いろいろありますね。
こだわりの接客→顧客関係性向上→リピート利用の促進
こだわりの接客→B社へのロイヤルティ向上→クチコミ促進→新規顧客獲得
いろいろな方程式が成り立ちます。
私は「こだわりの接客」というワードが使えたら、上記の方程式で解答を考えていました。結構使えると思います。
事例2はこういうパターン化が出来ると思います。
ただ過去問をやるだけでは無くて、自分なりの方程式を作っておけば本試験で使えるテクニックになります。本番を見据えた勉強になりますので・・・。
第3問はこんな感じの事を書けば良いと思います。
ただし売上向上の事は書いてはダメですよ。これは制約条件として必ずチェックして下さいね。
先ほどの方程式の事を書きましたが、一つ注意点としては制約条件を無視してしまう可能性が高まる事を意識して下さいね。
やたらめったら方程式を使いまくると制約条件まで意識しなくなる傾向が高くなると思いますので。
これは私が模擬試験などを受けて、やらかした体験なので皆様に当てはまるかどうかは分かりませんが、一応書いておきます。
では第3問はこんなところで・・・。中途半端な文字数で終わってしまった。
少し余談を・・・。
今年はコロナウイルスの影響が凄いですね。診断士2次試験で考えてみましょうか。
事例2の視点で考えます。
ターゲットとしては「インバウンドをどう取り込むか?」が頻出論点です。
この事例でも「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」が登場しています。過去の事例を見ても外国人観光客は良く登場しています。
ただし昨今の状況から言うと「インバウンドが来ない」状況と言うべきか、「来れない」状況と言うべきか。
インバンド客を取り込む前に「インバウンド客がいない」状態なので・・・。
観光産業を始め、あらゆる業界で大打撃を受けています。
B社の強みとして「接客」の強みを活かす事も求められます。
最近はいろいろな工夫もされてきていますが、やはりソーシャルディスタンスが求められます。接客の強みとしてはいかにお客様に寄り添うか、いわゆる「密」な関係を築くかが求められていましたが、いまは「三密」ダメダメですから。
これからは新しいビジネスモデルを構築しなければならないと思います。ちなみにこの視点は事例1です。
私個人としては今年の事例2の出題に注目しています。でも基本路線は変わらないと思いますので特別な対策は不要だと思います。
では今日はここまでにします。
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