事例2実践編③
おはようごさいます。中小企業診断士のけんけんです。
平成28年事例2を題材を取り上げています。
昨日は第2問設問1までお話しました。
今日は第2問設問2です。
第2問設問2
(設問1)で想定したターゲット層に訴求するためのプロモーションと販売の戦略を80字以内で説明せよ。
(設問1)で想定したとあります。なので設問1との関連性を意識しましょう。
ターゲット層を誰にするかによってプロモーションと販売の戦略は変わります。当然ですが。
この第2問では
設問1:「誰に」「何を」
設問2:「どのように」+「効果」を答える問題構成になっています。
まずはターゲット層は誰にするか?
他の設問との関連性も重要です。
まずは皆様ターゲットチェックしていますか?
事例2ではターゲットを外すと大惨事です。ターゲットを外さない為には、工夫が必要だと思います。
私の場合は、登場人物、つまりターゲットになりそうな人物が登場してきたら蛍光ペンでチェックしていました。このチェックは事例2だけですけど・・・。
これは私の場合であり、皆様それぞれでターゲットを漏らさない工夫をしていただけたら良いと思います。
この事例の場合はX市に訪れる観光客ですが、それだけではターゲットが広すぎる。
「懐かしさを求める女性やシニア層」
「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」
「食に敏感な女性」でしょうかね。
★チョコバナナに敏感なけんけん・・・。
では少し考えていきますね。
①ターゲット選定のパターン→設問毎にターゲットが違うケース
例えばこういうパターンです。
第2問→懐かしさを求める女性やシニア層
第3問→日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客
第4問→食に敏感な女性
この場合、ターゲットを取り違えると大惨事になります。細心の注意が必要です。
でもこの問題以外でターゲットは問われていないんですよね。
②B社の経営資源から考える
「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」
伝統というワードがあります。この言葉は与件文で使われていますね。
「伝統的手法」です。
伝統的手法とはなんでしょう?「自社の蔵で杉桶を使ったしょうゆ醸造」です。
「自社の蔵」「杉桶」共にB社の経営資源です。
なので「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」には「自社の蔵で杉桶を使ったしょうゆ醸造」で訴求すれば良さそうですね。
「食に敏感な女性」はどうでしょう?「カロリーや減塩などの健康に配慮したメニュー」が使えそうですね。
「食に敏感」=「健康に配慮」が繋がりそうですね。
「懐かしさを求める女性やシニア層」はどうでしょう?
こういう場合は大体X市の経営資源と組み合わせるパターンが多いです。
夜間ライトアップなんて他の事例で出てきたと思います。
この事例の場合はX市だけでは弱いですね。
という事で「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」と「食に敏感な女性」を私は選びました。
この事例の場合は、他の問題でターゲットを選択する問題は無いため、この問題にターゲットとなりそうな解答要素を盛り込んだ方が良いと思ったからです。
ただ「日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客」ではなくてはダメとか、「食に敏感な女性」じゃなくてはダメとか、いろいろな議論があると思います。
でも私は正解が公表されていないのだから、いかに妥当性のある選択肢を自分で選べば良いと思っています。
自分で妥当性のある選択肢を選ぶ方法を身に付ける事が重要だと思います。
それが出来なければ、行き当たりバッタリでターゲットを選ぶ事になります。
行き当たりバッタリで試験問題を解いているので、ターゲット選定も当たるかどうかはイチかバチかになります。
1年に1回の国家試験を行き当たりバッタリで解いて良いんでしょうか?
良いと答える受験生はいないでしょうね。
ターゲットは最近の傾向から言うと、グラフや図表から選ばせる事が多いです。
でもグラフや図表も特徴的なところをピックアップすれば大丈夫です。
直近5年分の過去問を見れば特徴も掴めると思います。
そんな感じで今日は終わります。
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