現場の話し。
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
中小企業診断士の受験支援ブログでありますが、実務よりのネタが続いております。
コロナウイルスにより緊急事態宣言は解除されましたが、試験が通常通り開催されるのか?不安は残りますよね。
診断士受験の事も書いていきたいですが、少し実務系のネタも入れた方が受験生の皆様の興味もわくかな?と思い書いております。
昨日は短期融資、長期融資の特徴について書きました。融資期間について少しシビアな話をします。銀行員特有の考え方なのかもしれません。
銀行融資は企業に融資する際に期間を3年と決めたとします。この場合企業が3年間返済を継続すれば融資は全額回収となります。当たり前です。言い換えれば3年間企業が倒産しなければ融資が回収となる可能性は高いです。銀行も優良企業だけが相手では無く、業績が悪い企業の方が多いのが実態です。
その企業の存続可能性は常に考えながら融資期間を決めます。
存続可能性と書くとドン引きされるかもしれませんが・・・。
銀行は融資回収してナンボですから。今はあまり無いですが、延滞先に張り込みとかやりましたよ。アンパンと牛乳があれば刑事か!みたいな感じですが。
私も今の支店にいって2年半になりますが、融資回収不能になった先がすでに20件近くあります。前のパワハラアホ支店長がバカみたいに融資したツケですが・・・。
社長が海外逃亡したとか・・・。半沢直樹にもこんなケースあったよな?
ちなみに本部からは海外旅行して社長の行方を追跡しろと言われましたが。
「そんな冗談言わないで下さいよ」と言ったら笑いが起きなかった。
もしや、あながち冗談では無いですか?ブラジルまで旅券行かなければならないかも。
まあ事件は現場で起こっている!ってわけです。
青島さんばりに言いました。
銀行では融資期間が終われば、そのお客様との取引が無くなるかもしれません。
でも中小企業診断士はずっと寄り添える事が大きな違いですね。
銀行でも長くお付き合いしていたお客様も取引が無くなれば多分会う機会は無いでしょう。町でばったり会う機会はあるかもしれませんが・・・。
銀行の場合はいわゆる企業の幕引きをどうするか?まで考えることも、よくある事ですので・・・。
中小企業診断士モードの時はポジティブシンキング、銀行員モードの時は保守的な考え方です。どちらが良いかはわかりませんが・・・。二重人格みたいですが。
あれ・・・今気づきましたが、今日は診断士ネタと絡めていない!とある銀行員のつぶやき的なブログで終わりそうなので最後にちょこっと診断士ネタを書きます。
事例1ではコアコンピタンスを軸に強みの維持強化を図っています。これ競争融資性の確保ですね。
事例2では競合と差別化します。
事例3では強みを活かして戦略戦略を取ります。
これは企業の持続可能性を高める事に繋がります。ゴーイングコンサーンってやつですね。
融資の事業計画を作る時も長期ビジョンを盛り込むと存続可能性が高い事の証明になります。
ただ、存続可能性が高いと言葉で書くと逆に怪しいですからね。裏で何かあるのかな?と思われますので。
最後に強引に診断士ネタと結びつけました。
今日はここまでにします。
参考になりましたら、是非猫クリック!!宜しくお願いします。