中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士が日常を気ままに伝えます。

銀行のビジネスモデル

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

今日はZARD揺れる想いでスタートしますね。


揺れる想い (What a beautiful memory 2007)

 今日は銀行の話です。

私は地方銀行に勤めています。銀行も収益環境が厳しいです。

現在、銀行の融資残高は伸びています。コロナ禍で先が見えない中で、企業は手元流動性を確保することが必要でしたから。

企業に必要な資金を融資することが銀行の役割ですがコロナ資金は低金利です。

銀行の融資量は増えましたが、利息収入としては以前厳しい状態です。

 

以前は「銀行は融資してナンボじゃ」と上司から教わりました。

しかし、今はビジネスモデルがだいぶ変わってきました。

銀行のビジネスモデルはソリューション営業に変わってきています。

 

銀行の中での営業担当の会話はこんな感じです。

「今日は取引先の工場に訪問して、電力切替の交渉をしてきます」

「アパートのオーナーのところに行って、管理会社を紹介して手数料を稼いできます」

「地方新聞に公告だしてもらえるか交渉してきます」

もはや何屋だか分かりません・・・。

銀行の取引先と提携企業をマッチングさせて、銀行は手数料を得るビジネスです。

 

私は融資担当ですが、融資のスタイルも変わりつつあります。

以前の銀行は優良取引先であれば、低利でガンガン融資してきました。

ただし金利が異常なまでに下がり続けました。

優良取引先に低利で貸すくらいであれば、個人消費者に金利の高いローンを融資した方が収益が稼げます。

銀行も金利の高い消費者ローンを積極的に販売するようになりました。

低利競争に巻きこまれず、コスパ重視の戦略です。

私も銀行に入り23年経ちますが、昔と今では銀行のビジネスモデルは様変わりしています。外部環境が激変していますからね・・・。

お客様の役に立つという視点では変わらないですけれども。

銀行もこれからが正念場ですね。

いかにお客様とのネットワークを築いて課題を解決していくか。ただ手数料を稼ぎたいだけの押し売りでは今後淘汰される銀行になると思います。

そういえば半沢直樹の新刊でもそんな場面が出ていました。


半沢直樹 アルルカンと道化師

 

外部環境の変化に対応したビジネスモデル・・・。

コロナ禍が終息した場合、様々な業種のビジネスモデルは変わってくるのでしょうね。

銀行も変わるのかな?

コロナ禍の中で皆様リモートワークをされている中、私は銀行に皆勤賞で通勤して仕事をしていましたから。銀行の横並び主義もそろそろ終わりにして、独自性を打ち出さないと取り残されて終わりになると思いますが・・・。

銀行の事になると・・・が多くなってしまいます。

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私は中小企業診断士として、お客様とズブズブの関係を築いていくスタンスで頑張っていこうと思っています。銀行の組織をぶち壊す勢いで。

ただし半沢直樹シリーズの通り、一筋縄ではいかないのが銀行組織でして・・・。

これはまた別の機会に書くとしますね。

では今日はこのへんで。

最後に猫をクリックすると良いことがあるらしいですよ・・・。

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