中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士が日常を気ままに伝えます。

事例Ⅳ 経営分析 効率性

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

事例Ⅳで必ず出題される問題は分かりますか?

経営分析です。

事例Ⅳでは経営分析で確実に点を積み重ねたいです。

個別問題は難易度を上げようと思えばいくらでも上げられますので、経営分析で得点の下地を作りたいです。

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以前にもブログで経営分析については紹介しました。

 

www.shindanshi-kenken.com

 

www.shindanshi-kenken.com

  

www.shindanshi-kenken.com 良かったら過去記事も見て下さいね。

直前期なので自分に足りないピースを埋める作業をして下さい。

新しいノウハウはこの時期には要りません。

自分の持っている武器を磨くしかありませんので。

 

過去のブログを貼っただけでは申し訳ないので少しお話します。

経営分析は収益性・効率性・安全性の切り口から財務諸表を見ていきます。

ただし、解答が全て収益性・効率性・安全性の3つを選択するわけではありません。

効率性が2つになることもあるでしょう。

ただし収益性・安全性を2つチョイスする可能性は低いと思っています。

 

★効率性の話

「効率性が高い」と解答に書くと思いますが、「効率性が高い」とはどういう事でしょうか?

中小企業は経営資源が少ないので効率的に経営資源を活用しなければなりません。

効率的というのは「経営資源を効率的に使って売上を獲得する。」 事ではないでしょうか?

有形固定資産回転率=売上高÷有形固定資産です。

分子である売上高と分母である有形固定資産の関係になります。

分母である有形固定資産に設備投資をして、分子である売上をバンバン稼いでもらえばOKです。

有形固定資産回転率が課題である場合、設備投資を行った事が問題ではありません。

設備投資を行って売上が獲得出来ていない事が問題です。

課題を記述する際にも「有形固定資産」である設備の事を書くのではなく、売上にどういうインパクトを与えているのかも書きましょう。

「設備の老朽化により売上に寄与しない」「本社社屋に土地購入を行ったが売上に寄与しない」というパターンが多いでしょうか。

 

棚卸資産回転率

棚卸資産回転率=売上高➗棚卸資産になります。棚卸資産と売上の関係になります。

分母の棚卸すなわち商品がどれだけ分子の売上をもたらしたか?を表します。

商品が激安商品であれば、大量に商品を売らなければなりません。

B社の商品はこだわりの高付加価値商品です。棚卸資産回転率が高い=商品力が高いと言えます。

ただし不良在庫があると分母である棚卸資産は減らず、分子である売上への貢献度も低いです。銀行実務としては、棚卸資産回転率が高い=不良在庫がある可能性が高いという見方をします。

結論は効率性と売上を関連づける点を意識することです。記述内容も変わってくると思います。

ただし売上債権回転率は考え方が少し違いますので、また明日書きたいと思います。

では、また明日へ

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