直前期の過ごし方
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
診断士2次試験の本番まで40日をきりましたね。完全に直前期です。
受験生の皆様も焦りが出てくる頃でしょう。
昨日まで、昔の過去問を紹介するシリーズはちょっとお休みして直前期の対策について話していきます。
①初学者の皆様へ
初学者の方は直前期まであがき続けるしかないです。
救いようの無い事を言うようですが・・・。
多分試験本番までに完全に仕上がる人はいないんじゃないですかね。一部の天才は除きますが・・・。
直前期になると当然焦ります。焦るといろいろな問題集に手を出します。
これ以前の私です・・・。
直前期はやる事を絞った方が良いです。やはり過去問では無いでしょうか。
①「ふぞろいな合格答案」などで合格者の良く使うフレーズを覚える。
②覚えたフレーズを瞬間的に思い出し、使いこなせるようになる事です。
この繰り返しをやっている間に本試験が近づくイメージだと思います。
初学者の方はどうやって多年度受験生の猛者たちと渡り合えばよいでしょうか?
私は渡り合わない方が良いと思います。
初学者の方は初学者向けの戦略を考えた方が良いと思います。
「聞かれた事に素直に答える」これを愚直に行う事が大切です。
それも分かりやすい日本語で書くことです。
多年度生は知識がある分、いろいろな事を詰め込みます。
ただし知識がある事は良い方向に行くとは限らないです。
一番典型的な例は詰め込み解答です。私も詰め込み解答を良く書いていました。
詰め込むのは良いのですが、日本語として分かりやすいですか?
私は受験生の答案を見る側に回って良く分かりますが、読みにくい文章を書く人は多分自分が書いた解答に違和感は何も感じていないと思います。
たぶんこういう方は答案で無くて普段書く文章も分かりにくいです。
ただ採点者は受験生が提出した答案しか読みません。
この時点で分かりにくい文章を書いたらどうなるでしょうか?
初学者の方はとにかく「聞かれた事にわかりやすい文章で書く」事にこだわって下さい。
因みに私は受験1年目の時よりも2年目の方が2次試験の成績は落ちました。経験者は語るということで・・・。
②多年度受験生の皆様へ
普通に考えたら多年度受験生の方がストレート生よりも有利なはずです。
しかし、私みたにスーパー多年度生になる方もいます。
私の敗因は「本試験対応が出来ていなかった」事です。
過去問では完璧な答案が書けても、本試験ではいつもBランク程度の解答しか書けませんでした。
合格年度はオールA判定で合格できました。そこに何の違いがあったのか・・・。
一番の違いは「考える時間を増やした事」です。
私は過去問を読んで、この問題に対する解答アプローチを何も読まずに説明出来るようにしました。いわゆる一人講師状態です。
過去問を解く事は何度もやりました。過去問の良く使うフレーズも分かっています。
そんな状態で過去問を解いても、頭は働いていません。
答案として書く事は分かりきっていますから・・・。
例えば事例Ⅱで「新規顧客を増やすプロモーション戦略は?」と聞かれて思い浮かびますか?
イベントを開催しても良いでしょう。親と子の快眠教室なんて事例もありました。
既存顧客との関係性を強化して口コミを喚起しても良いでしょう。
直接新規顧客が行きそうな場所へ直接訪問してプロモーションしても良いです。
要は新規顧客との接点をどう持つか?そしてB社の強みである経営資源をどうアピールするか?
こんな論点の事が本試験会場で頭に浮かぶかどうかが勝負です。
・既存客にリピートするためにはどうしたらよいでしょうか?
・既存客の客単価を上げるためにはどうでしょうか?
このような問いに瞬間的に答えられるようにする事を繰り返すと効果的ですよ。
私は携帯にこのような質問を入れておき、仕事の合間などに一人で自問自答していました。これを行うことで本試験対応力が強化されたと思います。
良かったらやってみて下さいね。
初学者には初学者の戦い方があり、多年度生には多年度生の戦い方があります。
事例Ⅰから事例Ⅲまではこんな感じで良いと思います。
明日は事例Ⅳに焦点を当てて話していきます。
では今日はここまでにします。
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