平成28年事例Ⅰ 解答プロセス編③
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
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平成28年事例Ⅰの解答プロセスについて解説しています。
今日は第2問設問2を解説していきます。
第2問は5代目社長の話でした。
経営改革中であり新規アルバム事業に全体戦略をシフトしています。
その中での第2問設問2です。
この問題は定番中の定番問題です。
全体戦略が変われば組織も変わります。
組織は戦略に従うというやつです。
これまではA社は機能別組織でした。
それも「学校アルバム事業を中核に据えた」とあります。
要は、学校アルバム事業専用機能別組織という形でした。
シャア専用ザクみたいな感じですか・・・。ガンダムネタは40代しか分からないですか・・・。
でも新規アルバム事業へ進出します。
それまで学校アルバム事業専用組織であったので、いままでの組織のままでは機能しないですよね。
この問題は露骨に設問で聞いてくれているので、意識を持ちやすいです。
しかし事例Ⅰの場合は、常に戦略と組織・人事の関連性を意識しなければなりません。
新規アルバム事業は「複数の事業間で全社的に流動性を確保する組織」が求められます。
機能別組織は縦割り組織です。流動性はありません。専門性を高めるために敢えて縦割りにしています。
でも縦割り組織では新たな戦略にはマッチしないそうです。
機能別組織のデメリットを解消するパターンの問題は頻繁に出題されます。
一応私が受験生時代に書いた解答はこちらです。
理由は、①限られた経営資源を多重利用し範囲の経済性を享受できる、②事業間コミュニケーションを促進し、組織の活性化やノウハウの蓄積が図れる、③従業員の知識向上を図り提案営業などの営業力を向上させる為である。
今振り返ると①は完全に知識で書いてますね。良し悪しはあるでしょうね。
②と③の論点中心で勝負しても良かったかもしれないですね。
2つの論点の中に、経営資源の多重利用を織り交ぜながら書くでしょうか。
①②③と論点を並べた際には、やはり①に一番重要な事を書いた方が良いでしょう。
最終的には、私は詰め込み解答をキッパリ辞めましたが・・・。
解答構成の仕方次第で、採点者への印象が変わると思います。
読んでいて①に変な事が書いてあると、どうしても引っ掛かってしまいます。
私の場合だけでしょうか・・・。
私の解答の場合は
①はマトリックス組織の完全なる知識
②は機能別組織のデメリット解消
③は設問1との関連性から解答
こんな感じの解答構成になっています。
★機能別組織から他の組織への移行する問題はあるあるパターンです。
機能別組織のデメリット解消がテーマになります。
私はこの手の問題が出た場合は
①社内コミュニケーションの円滑化
②組織としての一体感醸成
③情報の共有によるノウハウ蓄積
この3つを意識していました。
令和元年事例Ⅰは逆のパターンが出ましたね。
機能別組織から移行しないという変化球問題が出ました。でも「機能別組織の方がメリットあるよね。」という解答の方向性で解けたと思います。
ここでは機能別組織が良い悪いの問題では無く、A社の全体戦略に合っているかが問題です。
私はマトリックス組織推しの知識優先の解答を書いてしまいました。
この手の問題は知識優先!!という人もいるかも知れませんが、私はあまり知識を全面に出すと一般論に近づくような気がします。
でも機能別組織のメリット・デメリットは瞬間的に言える事は必須です。
これはノルマですね・・・。
ただメリット・デメリットを覚えるだけではダメです。
どういう状況の時に機能別組織のデメリットが発生するのか?
A社の状況と併せて把握していかないとあまり意味が無いような気がします。
今日はこのへんで終わりましょうか・・・。
ではまた明日へ続きます。
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