事例3対策について
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
皆様2次試験対策は順調に進んでいますでしょうか?
先日から事例3について書いていますが、皆様事例3にどういう印象を持っていますか?
「製造業の現場の事知らないから苦手意識が強い」と言う受験生の方が多いような印象をうけます。
それなら大丈夫です。私だって製造業の現場は全く分かりません、、
中小企業診断士の合格者も全てが製造業の勤めている方では当然無いですから。
厳しい言い方をすると
事例3が苦手である事を製造業の現場が知らない事に置き換えているだけかもしれません。
実際事例3は得点が取りやすい科目だと思います。なぜなら素直だからです。
事例1のような設問を読んで何が書いてあるか分からないような事もありません。
事例3は論理的に分かりやすい文章で設問文、与件文共に書いてくれます。
これでは事例1の出題者に怒られそうですが、診断士受験生には擁護してもらえると思っています。勝手にですが・・・。
私は初学者の人はまず事例3を重点的に学習すると良いと思っています。
事例3は基礎体力が必要だからです。
①論理的に読む
②論理的に考える
③論理的に書く
この①~③を同時に鍛えられるからです。
事例3の場合は出題される論点を過去問から押さえてしまった方が早いような気がします。
やはり過去問演習が基本という事です。
事例3は①全体戦略(成長戦略)②C社のオペレーションレベルの改善が主要論点になります。
①全体戦略は強みとのマッチングです。
アンゾフの成長ベクトルを活かして製品面と市場面(営業面)に展開していく事が重要です。
②C社のオペレーションレベルの改善
C社のオペレーションレベルで「出来ない事を出来るようにする事」が求められます。
いろいろな論点があります。過去問演習を通してC社の問題となっている事を一つずつ確認していく必要があります。
ここで過去記事を貼っておきますので皆様確認願います。
www.shindanshi-kenken.com
www.shindanshi-kenken.com
生産計画の論点は4回に分けて書いてありますので、過去記事ばかりになりますので止めておきますけど・・・。
とりあえずは過去問を5年分程解いて、何が問題になっているか?確認してもらう事が一番早いと思います。
事例3の特にオペレーションレベルの改善は鉄板論点が決まっています。
オペレーションレベルの改善ですが、製造業に携わる人しか分からないような論点では国家試験として成り立たないはずです。
そして良く設問文に表れる「中小企業診断士として」というフレーズがあります。
これは中小企業診断士としてのセオリーから診断助言すべきものです。
という事は我々が学習した運営管理の知識を超えてくる事はないはずです。
あくまで一次知識で答えられる範囲でしょう。
以上から考えて製造現場の知識はあれば越した事は無いのでしょうが、製造現場に事を知らない人間でも得点可能である事を示唆していると思います。
ちなみに私は製造業の現場の事は全く知りませんが、近年事例3はずっとA評価をいただいておりました。自慢ではありませんが・・・。
今日はここまでにします。
参考になりましたら、是非猫クリックをお願いします。私のモチベーションが上がりますので・・・。