設問分析事例3③
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
事例3の設問分析について書いています。平成28年事例3を題材にしています。
では第4問です。
C社社長は、経営体質の強化を目指し、今後カット野菜の新事業による収益拡大を狙っている。またその内容は、顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベルや経営資源などを勘案して計画しようとしている。この計画について、中小企業診断士としてどのような新事業を提案するか、その理由、その事業を成功に導くために必要な社内対応策とともに160字以内で述べよ。
なんと160字で書くことが要求されています。
160字書けないよ!!という受験生の皆様も多いですかね。
長文対策については過去の記事で書いております。
先日もご紹介しましたが改めて貼っておきますね。
160字しか書けないのではありません。
「160字も解答を書けて有難うございます」と意識を変えてみませんか?
なぜなら得点が入る確立が高くなったからです。
逆の事を考えるとわかりやすいかも知れません。
例えば20字で書けという問題があったとします。
この場合書ける論点は1つだけです。
この1つの論点を解答で書けない場合は0点です。厳しいようですが・・・。
この設問は160字問題です。論点を複数書く事が出来ます。
という事は部分点狙いが出来るという事です。
こういう問題で確実に得点を積み重ねる事が大切になります。
詳しくは過去記事を参考にして下さいね。
★この問題は助言問題になります。
事例3の助言問題で必要な事はS×Oです。
強み×機会をマッチングさせる事が必要です。
この事例の場合は第1問でC社の強みを分析しました。
分析した強みを第4問で活かさなければ意味がありません。
つまり第1問と第4問を連動させて考えなければなりません!!
バラバラで考えても解答の一貫性は取れない事になりますので注意願います。
第1問で強みを分析した上で第4問を解かれる方が多いかもしれません。
しかし、私は第1問と第4問を一緒に考えていました。
逆の発想です。第4問で使えそうな強みを第1問で書いていました。
これは第1問で弱みが聞かれた際にも同じ解法が使えます。
弱みが聞かれたという事は「C社の弱みを改善する」事です。
弱みの改善=「オペレーションレベルの改善」です。
オペレーションレベルの改善はC社の納期やコスト改善が設問で聞かれます。
私の場合は第1問で弱みが聞かれたら、後の設問で何を改善しているを把握します。
なので第1問は与件文から検討をつけておいて、必ず最後に答えていました。
これは設問間が関連している事を意味します。
設問間の関連を意識する事で一貫性のある解答が出来上がります。
事例1と事例3は特に設問間の関連性が重要になりますので・・・。
今日はここまでにします。
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