回転率の話
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
資金繰りについて話しています。今日は少し視点を変えて回転率の話をします。
回転率と言いますと、売上債権回転率、棚卸資産回転率、有形固定資産回転率あたりが診断士試験で問われる事が多いですね。
このイメージ湧いていますか?
回転率というと数値は簡単に求められると思うんですよ。売上を各指標で割れば良い訳ですから・・・。
中小企業診断士2次試験では、①有形固定資産回転率②棚卸資産回転率③売上債権回転率の順番で解答頻度が高いような気がします。あくまで、私の感覚ですが・・・。
診断士受験をしているとこの3つの回転率を全部同じスタンスで見てしまうと思います。
資金繰り目線で言うと
①売上債権回転率
②棚卸資産回転率
③有形固定資産回転率の順番かな。
売上債権回転率の重要度が最も高いと思います。
完全に私見ですけど。
そもそもこの3つの言っている意味合いが全く違うのです。
棚卸資産回転率・・・商品を早く売って現金化しましょう。
有形固定資産回転率・・・設備投資した有形固定資産を有効に活用しましょう。
まずは有形固定資産回転率については、設備効率の話です。設備をバンバン使って売上を上げていきましょう。結局は売上増加に対するアプローチです。資金繰りとは少し論点がずれます。
棚卸資産回転率については、商品を早く売りましょう。これは在庫として商品を持っていると資金繰りを苦しめるのは事実です。不良在庫は何も良いことはないです。でもこれの解決策は「早く商品を売れ!」ですよね。
早く売るってどうします?これはマーケティングの世界じゃないですか?
作り過ぎないって視点もありますね。売れ筋に絞るとか。これも事例2の世界。
早く作れは生産管理の事例3ですね。
無理やり感満載で診断士試験と結び付けていますが、結び付くんですね。ビジネスの世界の一連の流れですから・・・。
売上債権回転率は売掛金を早く回収しろって論点です。現金に一番直結すると思いませんか?でもどうやって回収するの?
これは明日話しましょうか?楽しみは後に残しておくパターンですいません。
診断士受験される方も収益性・効率性・安全性の3つの指標を機械的に計算してませんか?診断士合格だけを考えたらそれでも良いのですが・・・。ただ合格してからは、その指標が意味するところを考えなければなりません。
ただ数値だけを見ていても何の役にも立ちません。
我々は中小企業診断士ですので、診断助言してなんぼです。
中小企業批評家ではダメですよ。取引先の悪い所だけ並べて終わりみたいな・・・。批評だけしてもお客様の役には立たないです。銀行員にも批評家は多いような気がしますが😅
では明日へ。
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