生産形態の話!
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
事例3について、シリーズで長く書いています。なぜ事例3について力を入れているか分かりますか?
事例3は安定した得点を取れる事例だと思うからです。
私は2次試験を5回受けております。
事例1、事例2は「ジェットコースター・ロマンス」です。とにかく点数の乱高下が激しすぎました。
事例3は直近3年間はずっとA評価で安定した成績です。
事例3は基礎力が求められる事例です。聞かれた事に素直に答える。
論理的に考え、論理的に解答を書くロジカルシンキングってやつですね。
診断士試験は勉強して良かったことは「論理的思考力」を鍛えられた事です。
なので事例3を強化する事で事例1、事例2の実力も上がると思います。だって基礎力が上がりますから。今日も頑張っていきましょう!
★今週は牛多めでお送りしております。
今日は生産形態の話をします。言わずと知れた重要論点です。
「見込生産」と「受注生産」のメリット、デメリットは瞬間的に言えますか?
これを言えない人はすぐに復習して下さい。運営管理でも重要論点ですから、しっかり覚えましょうね。
事例3では、「まずC社がどのような生産形態をとっているか」確認する必要があります。案外これを飛ばしてしまうかも知れないですね。
事例3の作問者としては、「見込生産」「受注生産」のデメリットを改善する問題を作ります。「見込生産」であれば在庫問題、受注生産であれば納期問題が鉄板でしょうか。なので生産形態を把握すれば、C社のオペレーションレベルの改善点は見えてきます。
平成21年事例3第4問にこんな問題があります。
C社の自社製品は見込生産であり、現在製品化を進めようとしているOEM製品は受注生産で対応する予定である。C社の見込生産と受注生産の違いを、重視すべき情報と管理ポイントの視点から80字以内で述べよ。
この設問を読んで平成21年のC社に何が起きているか?大体予想できたらOKというところでしょうか。
先ほど見込生産では在庫が問題になると言いました。
★見込生産→〇〇〇〇→在庫過多
この〇〇〇〇に何が入るでしょう?
「在庫や受注量を無視してロットサイズが決定」あたりが一番多いです。
生産計画の見直しを行っておらず、生産周期と合っていない(日次生産なのに月次で生産計画を立てている。)
そんな感じですかね。
★受注生産→△△△△→納期遅延
この△△△△は何が入るでしょう?
「生産計画や生産統制が出来ていない」が鉄板論点ですね。
正確計画の立案が長期化している。段取り替えに時間がかかる。
5Sが出来ておらず、作業者がアタフタ。こんな感じが予測されます。
この○○○○や△△△△を改善できればC社のオペレーション問題は解決できます。
このような定番コンボを覚えておいて、実際の80分の試験で瞬間的に使えるスキルを身につけば本試験でも力を発揮できると思います。
少し視点を変えて過去問を勉強してみると良いのかも知れません。
一番悪いのは、ただガムシャラに勉強すること。受験勉強や1次試験では有効です。
ただ2次試験ではどうかな・・・。
今日はここまでにします。
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