与件の読み方:事例3
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
先日もお話しましたが、
1次試験の申込締め切りが本日までとなっております。
先日もお話しましたが、「試験を受けないと逃げた」みたいな言い方する人いますよね。とにかく自分の正義感に合わないと直ぐ否定する人いますけど・・・。まあ放っておきましょう。
受験を決断された方は、開催時期など不透明ではありますが、一緒に頑張って合格を目指しましょう。
受験を辞退された方、勇気ある決断をされました。今年はコロナウイルスの影響や振り込んだ受験料が戻るかな?なんて思っていた方も多く、本当に悩まれたと思います。
診断士の勉強された事を決して無駄になりませんので。
ぎりぎりまで迷っている人はご自身の判断で決めて下さい。
受験を決断した方は申込忘れないようにして下さいね。
*皆様も合格フリスビーキャッチして下さいね!
事例の読み方シリーズも事例3になりました。事例毎のイメージ伝わっていますか?
事例1と事例2は読み方が全く違いますので、気持ちの切り替えが必要になります。
事例3は事例1と事例3の中間のイメージですね。伝わりにくいですか?
事例3はずっと素直なイメージでしたが最近は少し問題児ですか?なんだかマン・マシン・チャートなんか入れてきちゃって。事例2みたいに受験生を混乱させる意図なんでしょうか?でも何が出てきても過去問の本質は変わりませんので大丈夫です。
事例3で与件に注目すべき点は
①隅切りに注目!!
与件文にある【〇〇〇】ってやつです。
令和元年事例3では【企業概要】【生産の概要】【自動車部品機械加工の受託生産計画】でした。
という事は設問で生産系の事が聞かれていれば【生産の概要】と対応付けすればOKです。
隅切りも【企業概要】にてC社の現状が書かれています。大体強みが書かれています。
【生産の概要】は当然生産について書いてありますが、大体C社のダメダメ生産体制が書かれています。
最後の【〇〇〇】に今後のC社について書いてあります。〇〇〇は何が書いてあるかは分かりませんが。
設問も大きくわけて①C社の環境分析(強み)②生産の問題点③今後のC社について聞いてきます。隅切りを見れば設問との対応付けは比較的容易だと思います。出題者からのヒントですかね?でも1回だけ隅切りが無かった事例がありネットが荒れた記憶がありますけれども・・・。
②問題点を探せ!!
C社については基本ダメダメなところが多いです。与件を読んで、「この企業本当に大丈夫?」と心配する程です。事例1と事例2ではこんなダメダメ企業は出ないでしょうね。
基本「現状」と「あるべき姿」のギャップを埋める。これが事例3だと思います。
今までの過去問を見るとあきらかに「問題点これですよ」と示してくれましたから、比較的楽でしたね。
でも令和元年は一見問題点が無さそうに書いています。以前は「○○が出来ていない」と明らかに出題者から公開ダメ出しが出ていたのですが。
令和元年は問題点が露骨に書いていませんでした。これが今年の事例3は難しいと言われた原因だと思います。
③成長戦略を意識する。
事例3の第1問はC社の強みを分析させる問題が出題されます。
なんで強みを分析させていますか?後の設問で使うからですよね。
事例3は最終問題で今後のC社どうしていきましょう?って問題も出題されます。
C社は必ず成長戦略です。強みを活かして機会を捉える、いわゆるS×Oの視点が求められます。
後は生産事例だから生産だけ改善する視点だけではダメですよ。
アンゾフの成長ベクトルって聞いたことあります。事例1もそうですが、これ意識して下さい。生産面と市場面(営業面)を併せて考えなければなりません。
必ず第1問で分析した強みを活用して生産面・市場面の両方にアプローチをかけていく事を忘れないで下さい。
①~③まで話してきましたが、まずは優先順位が高いものをご紹介しました。
どうでしょうか?事例1~3までで与件の読み方の違いが分かりましたか?
参考になりましたら、是非猫クリック!!宜しくお願いします。