事例2 ターゲット分析③
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
ターゲットについて、超小分けにしてお送りしています。ネタが無いんじゃないですよ。それだけ重要だって事です。
平成30年事例2の汚い和風旅館で話しています。おっと失礼「和の風情のある日本旅館でした」。B社の短所も見方を変えれば長所になるわけです。景気が悪いと諦めちゃダメってことです。
連日にわたりターゲットを間違えると大変だ!と申しているわけですが、このターゲットどの設問で答えようと悩む事ないですか?
昨日の復習になりますが、平成30年事例2のB社ターゲットは、
①和の風情を求めるインバウンド客
②夜な夜な観光客(変なニュアンス)でした。
設問を見てみましょう。第4問です。
B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。
B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
なんか気が付きませんか?「X市の夜の活気を取り込んで」とありますね。
「夜の活気」=「夜な夜な観光客」。ほら「夜」つながり。(かなり怪しい雰囲気ですが・・・)
それも「X市の夜の活気」とあります。「X市」登場です。
という事は「X市」と「B社」が連携して、「夜な夜な観光客」を取り込むストーリーですね。なのであまり「和の風情を求めるインバウンド客」は入り込む余地は少ないと私は考えます。
「和の風情を求めるインバウンド客が夜な夜な観光していたらどうしましょう?」まああるかも知れないですね。それを言ったらキリがないですが・・・。
作問者は設問に敢えて「夜の活気」と入れて受験生にヒントを与えたと思いましょう。
いわゆる制約条件ですね。これが無いと好き勝手書けてしまうでしょ!!
「夜の活気」といえば「夜通し続くこの祭りの見物客」「夜間ライトアップ」などの「X市の経営資源(強み)」を活用できます。
「X市の商店街」との連携を考えたんですけど、どうでしょう?って質問もあるかと思います。別に悪くないですよ。ただ私は「夜」つながりの方が作問者の意図に沿っていると思っただけで優先順位を上げただけです。
診断士試験は正解が公表されないので、何が正解かはわかりません。
しかし、どの解答要素を取り上げるか優先順位を付けなければなりません。
今日のブログで言いたい事は2つ
設問文と与件文の共通キーワードには要注意。
制約条件から外れない。
第4問は「夜の活気」を取り込まないとアウトです、たぶん。でもアイディア解答しないで下さいね。
「インバウンド客が好みそうな和風居酒屋を併設する」なんて考えた人いませんか?
B社は自分の旅館も改装も出来ないんじゃなかったですかね・・・。
さてターゲットについて書いてきましたが、どうでしたか?事例2はターゲットを間違えると大変ですので!!さて明日から何を書こう?あっネタが無いことがバレちゃった。ではまた明日へ。
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