事例2 ターゲット分析
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日は競合について話しました。事例2を解答する際の基本になりますので宜しくお願いします。
外部環境分析は診断士の基本です。競合の視点は鉄板ですが、事例2では、事例1のようにリーマンショックなどの外部環境にどう立ち向かうかみたいな展開は少ないですね。コロナウイルスの影響で今後どうなるか分かりませんが・・・。
今日は3C分析でいう顧客:ターゲットについて分析します。
事例2においてターゲットを間違うと、実力者でもDランク判定になる可能性が大きいことは以前ブログで述べました。青汁が好きな渋谷系ギャルを例に書いてので是非参照願います。
皆様はターゲット分析をどのように行っていますか?人それぞれですがご自身で手順を固める必要があります。
あくまで参考ですが、私がターゲット分析で意識していたことは
①与件の登場人物を青マーカーでチェック(特に急増、増加傾向など作者が強調しているターゲットを要注意)
②図表、グラフは要注意
③設問解答からの整合性
平成30年事例2を例に書いていきます。
①与件の登場人物
「夜通し続くこの祭りの見物客」
「地域ボランティア」
「夜間の滞在人口」
「X市観光客」
「インバウンド客」
「和の風情を求めるインバウンド客」
「昔ながらのビジネス客」
そんな所ですかね。優先順位を上げたい顧客は
・「夜通し続きこの祭りの見物客」は「近年」「年々増加」している
・「夜間の滞在人口」は「増加傾向」
・ここ数年は「和の風情を求めるインバウンド客」が「急増」している。
作問者が強調している事が分かりますね。
逆に「減少」しているのは
「昔なじみのビジネス客」です。
わざわざ現在のB社の宿泊客は「昔なじみのビジネス客8割、インバウンド客2割」とわざわざ書いてありますね。事例1でも顕著ですが、こういう構成比が書いてあった場合は要注意です。現状の構成比ではダメという事です。
昔なじみのビジネス客ではダメという事です。インバウンドを強化しろって作問者は語っていますよ。
減少している顧客はさよならです。増加している顧客層をターゲットとします。これは割り切ってますね。
②図表、グラフは要注意
最近の事例2は図表、グラフは当たり前です。これ平成25年度からですが、実は本試験で事例2を受けていて衝撃を受けましたね。でも平成24年のコーズリレイテッドマーケティングよりはマシですけど・・・。
でもそんなに構えずに特徴を捉えればOKです。平成30年はインバウンド爆上がりということで・・・。
図表、グラフで得て情報が与件に必ず使われているはずですから、必ず紐づけしてチェックして下さいね。
ターゲットは重要論点なので、2回に分けて書きますね。小出し感満載で申し訳ありません。
今年の事例2ではインバンド対応は出題しずらいでしょうね。夜間の滞在人数は当然ながら減少しています。こだわりの接客も難しいだろうし・・・。SNS一択のような気がしています。ネットでのマーケティングコミュニケーション戦略あたりでしょうかね。(これ平成28年事例2第4問にありますのでご参照願います)
では今日はここまで。また明日へ続きます。
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