中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士が日常を気ままに伝えます。

診断士受験の意義

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

昨日に続きコロナウイルスの影響について書きます。私は金融機関に勤めていますが、緊急事態宣言を受けて埼玉、東京の支店については、お客様への訪問禁止、支店運営も最小限の人数で行う方針になりました。

私が勤務する地方銀行も「営業は足で稼ぐ」と言われ、「お客様に訪問」し「いかにリレーション」を築きあげ、運転・設備資金の融資の際には真っ先に相談を受ける事が銀行にとっての差別化要件でした。

しかし、今の現状では「足で稼げない」です。お客様に訪問出来ないのですから。

投資信託も今も日経平均株価が乱高下している段階ではお客様に薦めにくい。銀行は稼げない時代になっています。

コロナウイルスの影響で社長から相談を受ける事が多いですが、「銀行の経営状態も悪いので思い切った事が出来ていない」と言わざるを得ない状況です。

地方銀行が稼げるビジネスモデルを再構築する必要がありますね。支店は取引先の社長を支えるために頑張っておりますが、現場と本部での壁がやはり強いのかもしれません。事件は現場で起こってるんだ!と青島ばりに叫びたい今日この頃です。

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 話は変わりますが、私もブログを書く身として、診断士関連のブログやTwitterなどを良く見ます。

なかにはコロナウイルスの影響が酷い状況の中、診断士が相手をすべきなのは受験生では無く事業主だろ」「中小企業を救うことができない人たちの育成が大切ですか?」などと書いているブログを書いている方もいらっしゃいますね。

ブログなので個人の意見をご自由に書いて全然構わないと思いますので批判する気はありません。

中小企業診断士の事を批判する事は全然構わないですが、

本気で頑張っている受験生をバカにするような記事は書いて欲しくありません。

診断士を目指す動機は人それぞれあると思います。ぜ、コロナで困っている事業主は寄り添う対象であって、受験生は寄り添う対象では無いのでしょうか?

受験生もコロナウイルスの影響で不安の中戦っているんですよ。先が見えない不安の中で戦っているのは、事業主の社長も受験生も同じはずです。

私も銀行員として、且つ中小企業診断士として社長の相談に乗っていますが中小企業診断士の絶対数は少ないと感じています。特に地方に関しては・・・。

先ほど銀行のビジネスモデルについて書きましたが、今までもリーマンショックなどの大きな外部環境の変化が起きた場合は多額の不良債権が発生しました。今回もコロナウイルスの影響で融資しないと悪のように書かれますが、今までの多額の不良債権を背負った経験からか、大企業病なのか組織としての機動力に欠けているのが実情だと思います。

そこで必要なのが中小企業診断士の知恵や行動力なのです。

中小企業診断士保有者として企業の社長に寄り添うことはもちろん必要です。ただし将来の事を考えると、中小企業診断士の絶対数を増やす必要があります。「中小企業を救うことができる人材」として育成することです。

なので受験生支援のブログをこれからも普段通りに書いていきます。

受験生の皆様もコロナウイルスの影響から不安でたまらない状況下ではありますが、中小企業診断士を目指した志をもう一度思い返して頑張って勉強していきましょう。

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