事例Ⅱについて
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
とりあえず皆様の合格を祈っておきましょう・・・。
今日は事例Ⅱについて書きたいと思います。
「どうした事例Ⅱ?」って言いたくなる事がいくつかありましたね。
①まず図表、グラフが無い・・・。
事例Ⅱの定番となっていた図表、グラフが無いことに驚きました。
このブログでも図表、グラフ対策は記事にしたのに・・・。
あんなに図表、グラフを使って、受験生を惑わす気マンマンだったのに。
そして事例Ⅲでも図表・グラフが無いのに驚きを隠せなかったのですが。
②またSWOT分析・・・。
事例Ⅱでは昨年SWOT分析が出題されて驚きました。過去にはPPM、3C分析と知識問題で受験生を惑わしてきました。はるか昔にはコーズリレーテッド・マーケティングなど出題されて驚きましたけれども・・・。(当時は「そんなの知らんがな!!」とツッコミを入れた記憶があります)
SWOT分析が2年連続とは・・・。違う意味で驚きでした。
さすがに去年試験に出題されていたので、そこまで対応に苦労はしなかったですかね。
去年は解答用紙に小さいマス目が4つ並んでいてSWOT分析を悟りましたけれども。
今年の受験生の皆様はデジャブのような感覚だったのですかね。
③アンゾフの「製品・市場マトリックス」
アンゾフの製品市場マトリックスはこのブログでも散々書いてきました。しかし、事例Ⅲネタで・・・。たまに事例Ⅰネタにも登場。しかし事例Ⅱで出題されるとは・・・。
新製品開発戦略は間違いなさそうですが、市場面は新規市場に進出しているのか微妙です。店頭販売からネット販売に移行してターゲット年代も広がっているので、私は新市場を意識していると判断しますが・・・。よって多角化と書くと思いますが・・・。
・・・が多くなるのでそれだけ微妙だということですね。
①~③の驚きはありましたが、あまり受験生を惑わそうとしていない問題だと感じました。
「どうした事例Ⅱ、熱でもあるんじゃないか?」と声をかけたくなるくらいです。
いつものトラップしかけまくりの事例Ⅱでは無い・・・。結構定番問題が多いと思います。
でも、発想が飛躍する人は第4問でトラップに自ら引っ掛かる可能性が高いです。
なんでも書けそうな問題ほどアイディアが浮かんだらアウトです。
問題文に「ツアー参加者には訪問を機にB社とX島のファンになってほしいと願っている」とあります。
つまりB社とX島がWin-Winの関係になるような提案をしていますか?そして「絶景スポットや星空観光などの観光以外で」という制約条件を守れていますか?
そして「島では、若年層の人口流出や雇用機会不足、人口の高齢化による耕作放棄地の問題、農業所得の減少などが深刻化し、地域の活力が低下している」とあります。
この課題を意識して解答を作成されましたか?
いろいろ書けそうな問題ですが、これらの事を意識すると書くことも絞られてきます。
耕作放棄地を活用してハーブの体験収穫、健康長寿の効能がある祝い膳や寝る前に飲むハーブティーを体験してもらう、こんな感じですかね。
おひたしや酢の物でファンになるかは別の問題として・・・。
個人的には釣りをして、満点の星空を見ながら酒を飲む方が良いのですが、制約条件もありますので・・・。
そんな訳で事例Ⅱの速報でした。
では今日はこのへんで。
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