転職初日!!
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
私毎ですが転職先での勤務がスタートしました。
さすがに初日は緊張しました。
銀行時代も転勤を6回繰り返しましたが、新しい職場では緊張度合いは倍増します。
とりあえず最初が肝心ということで、豪華お菓子詰め合わせを持参。フロアに所属する人数も分からないので数も多めに用意。
スーツも新調、Yシャツも新品、転職するにもお金がかかります。
初日は病院内の各部署に挨拶まわり。いろいろな部署があり混乱状態。中年の私は記憶力が衰えているため人の名前も覚えられない😅
とりあえず社員証を付けていますので、チラ見しながら名前を憶えていこうと思います。
さて私は病院の経理課に配属されました。
経理というと決算関連業務が中心です。
その他には病院内の現金管理も担当します。
病院の現金精算機、社員食堂の売上管理など現金が絡むことは経理課の仕事です。
私は20代の部下に連れられて集金するために各部署へ。
部下からしたら、40代のおっちゃんがいきなり上司として現れて迷惑かと思いきや、嫌な顔をせずに丁寧に説明してくれます。本当に感謝です🙇♂️
部下が現金を数えだした時に衝撃が走りました。
めちゃくちゃ金を数えるスピードが早い!
多分銀行員でもトップレベルかもしれません。
「もしかして元銀行員?」と聞いてしまいました。「入社して毎日金を数えてるんで」という解答が返ってきました。
毎日コツコツ積み重ねる重要性を彼から学びました😊
因みに私は元銀行員ですが、ここ3年職場でまともに現金を取り扱っていない。
もちろん金を数えるスピードは部下より遅い。
部下は「銀行員は毎日金を触っている」という認識だったらしく、「現金を扱うのは3年振り」であることを話すと衝撃を受けていました。
「金数えがめちゃくちゃ早い病院経理マン」と「現金を全く触らない元銀行員」。奇妙な組み合わせですね。
まずが部下から仕事を教えてもらい、病院経理事務を覚えていきます。
転職により仕事を覚えることは大変ですが、良い刺激を受けています。
不平不満を持ちながら銀行で働くよりは良かったです。
「自分で選んだ道なので、精一杯頑張ろう!!」と心に誓う転職初日でした。
今日はここまでにします。
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あなたは何者?
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
本日から転職先にて新たな仕事が始まります。
46歳にして新入社員の気持ちを味わえるとは思いもしなかったです。
新たなチャレンジを楽しみたいと思います。
最近良く質問を受けます。
「なぜ病院に転職したのですか?」という質問です。
確かに中小企業診断士取得後は、①独立開業②コンサル事務所に転職などが良くあるパターンです。
①独立開業は考えていません。子供がまだ5歳という中での独立は難しいと判断しました。独立する実力もありません。
アンパンマンに応援してもらっても勇気100倍にならないです。
一応元銀行員なので、保守的な思考回路がまだ根強く残っています。
②コンサル事務所に転職も考えました。
転職サイトに登録しましたが、求人のお誘いがあるのは東京などの都市部ばかり。地方ではコンサル系の仕事は見つからなかったです。私の情報収集能力が足りないだけかもしれませんが。
新しい職場である病院は転職サイトで探して応募しました。
取りあえず「地元の病院なので申込みをしておく」程度の意気込みしかなく、気軽に申込をしました。
一番苦労したのは面接です。24年前、就職活動の際に面接を行いましたが、本格的な面接はそれ以来です。中小企業診断士2次試験の面接も緊張しましたが、とりあえず話せば合格すると言われている面接なので・・・。
診断士試験らしく自分の強み、弱みを自己分析しました。
面接については、パーソナリティの部分とスキルについて聞かれます。
「お前は何者なんだ」「うちの会社に入って何が出来るんだ」
平たく言うと、この2点が特に重要です。
これは中小企業診断士としても、「お前は何者」ということが問われる。
専門性をどの分野に設定するか?結局は何が出来る診断士なのか?
自分に強みなどあるのだろうか?
自問自答は続く日々でした。
弱みはいくつも挙げられますが、強みは難しいです。
いろいろ考えた結果、強みは24年間勤務してきた銀行知識しかありませんでした。
銀行員なら融資知識があって当然と思っているので、自分では強みと気づきません。
嫌で転職した銀行ではあるものの、そこで培ったノウハウは多いと改めて気付きました。
この「資金繰り」「銀行対応」は私の看板になるようにこれからも育てていきたいと思っています。
次回からも転職活動について話していきたいと思います。
今日はここまでにします。
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あなたの知らない世界・・・。
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
いきなりのペンギン登場に驚かれた方もいるかもしれません。
先日、家族を連れて茨城県にある大洗水族館に行ってきました。私の退職祝を兼ねたプチ旅行ということで。
皆様の癒しになれば幸いです。
さて、先日は「今どきの若者」というタイトルで記事を書きました。
私の部下3名のうち2名が転職活動をしていた事が発覚しました。
今の職場にどっぷり依存して「ゆでがえる」になるよりは100倍マシだと思います。
残る1名は転職活動はしていませんが、将来に対して不安を持っていました。
その方は20代女性で融資係の中で銀行歴は一番長いです。(以下Aさんとさせていただきます)
Aさんは、銀行の仕事に不満はあるも、辞める事は考えていません。
将来について漠然と考えているという状態です。
私からしたら漠然とでも将来の事を考えているだけ凄いと思います。
私の20代は仕事→居酒屋→自宅の無限ループ状況でした。企業経営理論のテキストには載っていませんが、飲みニケーションが組織を活性化させる最も有効な手段でした。
二次試験で飲みニケーションを書いたら勿論0点です。
仕事上の悩みはアルコールで消えていきます。
アルコール消毒ですかね🍺
仕事も面白く、その当時は銀行を辞めることなど微塵も考えていません。
入行した銀行に愛着を持ち、そこで働き続けるこそが正義という時代でした。
さて話を戻します。
私の部下が漠然と将来のことを考えているという話でした。
女性の管理職も増えてきていますが、私が勤めていた銀行ではまだ少ないです。
Aさんは高卒で銀行に入行したので、「今後の出世は難しい」という将来に対する不安がありました。
Aさんには「中小企業診断士」の話をしました。
令和元年事例Ⅱのネイルサロンの事例では無いですが、女性ならではの視点が必要な業種は山程あります。そしてコロナの影響を受けている業種が多いです。
しかし、女性の中小企業診断士は絶対数が少ない状況であることは間違いない事実です。それに中小企業診断士は試験に合格すれば対等なところからスタートします。
学歴も関係ありません。もちろん男性、女性、ストレート合格、多年度合格なんて関係ありません。
「あなたの知らない世界が無数に広がっています。銀行外に目を向けてみるのも面白いと思うよ。」と話をしました。
Aさんの表情が晴れ晴れしたことを覚えています。
Aさんが中小企業診断士を目指すかは分かりませんが、無限の可能性を感じてくれれば良いと思っています。
そのご
その後、転職を考えている部下から質問を受けました。
「性転換を行って中小企業診断士の資格を取得したら最強ですか?」
「最強かは分からないが、伝説には間違いない」と答えました。
彼が性転換をするかは今後のお楽しみということで・・・。
今日はここまでにします。
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いまどきの若者
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日のブログは銀行の内部体制について書きました。
今日は若手行員について書いていきます。
今日のブログは「いまどきの若者」というタイトルにしました。
「いまどきの若者は何も分かってない!!」と言うおっさんを見かけることもあると思います。逆に若者からしたら「このおっさん、うっせーわ!!」という感じでしょう。
私は若者をバカにする意味で「いまどきの若者」というタイトルを付けたのではありません。「いまどきの若者」は冷静に物事は見て、本質を捉えた考え方をしています。
私の銀行最終日に融資係部下3名とミーティングを行いました。
ミーティングの内容は「今思っていること」です。
私は転職する際に、銀行に対しては罪悪感は無かったですが、部下に対しては申し訳ないと思っていました。
私も上司に突然辞められたことがありましたが、結構ショックでした。
せめて現在の部下に対しては、悩みを聞きアドバイス出来れば良いと思いミーティングを開催しました。
ちなみに私の部下は全員20代の若手行員で男性2名と女性1名という構成です。
比較的普段からコミュニケーションは取っていたつもりですが、意外な話が聞けました。
・1名は転職をすることを考えていた。
・1名は公務員になるために勉強をしていた。
3名中2名が銀行を辞めることを考えていたのです。
私の転職活動に感化されてしまった事もあるらしいです・・・。
しかし、それだけでは無さそうです。
私は普段から「銀行に染まるなよ!!銀行の外を意識すると、物の見方が変わってくるよ」という事は常に言ってきました。
私は若いころは「銀行に入ったのだから、定年まで骨をうずめる」と考えていました。
銀行の仕事を覚えることに必死でした。
しかし、銀行しか視野に入らず狭い世界の中で仕事をしていたことは事実ですね。
それが組織依存の組織文化に繋がるのでしょう。事例Ⅰの世界です。
愛社精神に繋がる反面、考え方が狭くなる。
「自分の銀行が全て」であると思い、変なプライドだけが高くなる。
銀行なんて他にも沢山あるのに・・・。
しかし、部下と話す中で、「いまどきの若者」は広い視点を持って、本当にやりたい事を考えていることに気づかされました。
部下3名の内2名が銀行を離れることを考えていましたが、「銀行の仕事がつまらない」というよりは「銀行の将来を考えると、転職した方がメリットが大きい」「銀行以外にやりたい仕事が出来た」ということが主な理由です。
ネガティブな理由だけでなく、ポジティブな理由もあり嬉しかったです。
案外、冷静に自分の将来のことを考えていることに驚きました。
今回は私が銀行を辞めるということで「ぶっちゃけトーク」が実現しました。
普段から部下とはコミュニケーションを取っていたと思っていましたが、奥に秘めた考えまでは分かりませんでした。
私が部下から話を聞いて驚いた様子を見せたところ、「銀行を辞めたいことを相談しても、辞めることを応援されそうなので」と言われました。
部下の方が私のことを見抜いていました。
間違いなく「銀行以外の世界を見てきた方が良い」とアドバイスしますわ・・・。
コロナ禍では部下とのコミュニケーションが取りにくいことは間違いありません。
昔は仕事終わりに飲みにいく「飲み二ケーション」でコミュニケーションは充分に取れていました。今後はリモートで働くことが当たり前になっていく世界では、マネジメントを変えていかざるを得ないですね。
今日はここまでにします。
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銀行員生活最後の日!!
おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日は5か月振りのブログをお送りしました。
皆さまからコメントや「いいね!」を頂きまして有難うございました。
昨日で24年間の銀行員生活が終わりました。
「涙は一切出ず、笑顔で退職!!」という感じでした。
ドラマを見て良く泣く人間なのですが、こんな時に涙は出ない・・・。
昨日は既に取引先への挨拶は済ませており、お世話になった銀行の諸先輩などに電話で退職報告。
「なんで辞めるの?」「エイプリルフールじゃないぞ!!」など様々な反応。
私が中小企業診断士であることを知っている方は「独立か?」という発言が大多数。
電話で話す中で感じたことがあります。
ほとんどの方が自分の勤める銀行への不満が強い中、葛藤し我慢しながら勤めていることをヒシヒシと感じました。
私が会社を辞める時点で愛社精神はゼロに近いです。お世話になった銀行には変わりないですが。
以前は銀行命と呼ばれる人が多かったような気がします。
自分の銀行の為なら、残業も惜しまずガンガン働くような人種である。
最近は銀行の収益性低下が叫ばれています。当然私の銀行も収益性はガタガタです。
手数料収入を柱としたソリューション営業への転換を図っておりますが、他の銀行も同様にシフトしている訳で・・・。
収益が伸びないと行きつく先はコストカットである。
現場で働いている支店長などは本部から多大なノルマを押し付けられます。
それと同時に業績が悪い店舗は支店長自らの給与も削減される。
部下のモチベーションを上げるべく、コミュニケーションを図る。支店長自らのモチベーションが下がった状態なのに・・・。
怒るとパワハラで通報される。
完全に負のスパイラルである。
私の退職挨拶なのに、なぜか支店長の悩み相談コーナーになっていました。こんな悩みは普段人に言えないからでしょう。
でも現場で頑張っている人間は素敵です。
銀行は好きでは無くなったが、銀行員は好きである。
こんな素敵な人間が多いのに、魅力な無い銀行になっていることが残念です。
会社を変えるにはトップの考え方を変えるしかないと思います。
ただし現場を見ていないトップでは変えようが無いですわ・・・。
中小企業診断士として自分の会社を変えてみたいと思います。
しかし組織が大きすぎてそんな声は届きません。
ちなみに昨日銀行から人事制度改正の知らせが届きました。
若手行員のモチベーションを上げるために給与体系の見直しをするらしいです。
銀行も収益性が上がらず将来が見えないため、新卒人材が集まりません。そして入行後もモチベーションが上がらず辞めていく人材が続出している状況に歯止めがかからないからです。
本質が分かっていない上辺だけの人事制度改正である。
若手社員が辞める原因は魅力的な職場ではないからです。
給与体系を見直しただけでモチベーションが回復する訳ではありません。
また支店長の悩みが増えそうである・・・。
銀行としてすべき事は現場を大切にすることです。
若手を大切にすることは充分分かります。
ただし管理職は銀行の言う事を聞く忠実な犬ではありません。
私は辞めていく人間ですが、自分が長年勤めていた銀行なので良くなって欲しいという願いはあります。
ただ、「多分良くならないだろう」という想いの方が強い現状が残念です。
今日はこのへんで。
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